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民俗学をヒントに

2013.08.08 (Thu)
柳田國男の『遠野物語』は小学生のときに図書館で借りて読んだ記憶があります。
長じては論文なども目を通すようになりました。
実は柳田が民俗学を立ち上げた時期というのは、
欧米ではスピリチュアリズムによる交霊会などが盛んで、
その影響で日本でも怪談会などがブームとなっていた頃なんですね。
『遠野物語』出版時の言として「願わくは之を語りて平地人を戦慄せしめよ」
と述べられていますが、戦慄というよりは、どこか懐かしさを感じさせる話群であり、
宮沢賢治のイーハトーブと通じるものがあるような気もします。

ただ、学問として民俗学というものを成り立たせるために、
農村における性や差別の問題を切り捨ててしまったんです。
そのために柳田系、折口系の民俗学だけでは見えてこないものがある。
例えば「禁域」と言った場合、神域・聖域のようなことを思い浮かべる人が
多いでしょうが、実際は差別的な意味合いのものだったりするわけです。
この柳田が切り捨てたものを取り上げていったのが宮本常一です。

『Spiritism session』






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