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反則企画

2016.05.10 (Tue)
今日は時間がなく、反則企画です。

黒い郵便配達

余り怖くはなく、どちらかといえば昔話に近いような内容ですので、
ここに投下させていただきます。

私が子どもの頃に祖父から聞いた話です。
祖父が生まれ育った地域は、古くからの神話伝承の豊富な土地柄であり、
これもそういうものの一つかもしれません。
はるか古代に、その地域の国津神がある誓いを立てたのだそうです。
それは、その地域の住人が死ぬ前に本人に死期を知らせるというもので、
なぜそのような奇妙な誓いを立てることになったかのいわれは伝わっていません。

ただし死期を知ることができるのはその血筋の氏の長者、
つまり本家の家長に限られています。そのお告げを受けた場合、
財産の分与などの準備を万事滞りなく済ませてから、
従容と死についた者がほとんどであったといいます。
そしてその死のお告げの形は時代によって変化しながら、
近代まで続いていたということです。例えばこのように。

黒い郵便配達・・・主に雨や風の強い夜にその配達夫は自転車でやってきます。
まだ電話がない時代、あっても普及していなかった時代の話です。
風や雨の強い夜半「電報です」とドンドンと戸を叩く音がします。
ただしその音は家長にしか聞こえません。
外に出てみると、帽子を目深にかぶり黒いゴム引合羽の衿を立てた、
人相のわからない郵便局員がずぶ濡れで立っていて、無言で電報が手渡されます。 

それに目を落として顔を上げると、自転車ごと配達夫の姿はもう見あたりません。
電報には1週間以内の日付が記されていて、
読み終えたとたんにこれもまた溶けるように消えてなくなるといいます。
そこでその家の主人は何事であったかを悟り、
死出の旅路の準備を始めるというわけです。

他にはこんなのもあります。持ち山の様子を見に行ったときに、
慣れ親しんだ道のはずがどうしたわけか迷ってしまい、
さんざんさまよったあげく見たことのない大きな寺の前に出ます。
山門をくぐって中に入り、道を尋ねようと本堂に入りますが、
蝋燭が灯り線香に火がついているのに人の姿がありません。 

そこで何かに誘われるように奥のほうの位牌堂に入っていきます。
位牌堂の入り口には卒塔婆が立てかけてあり、
削りあとも新しい一番上のものに、自分の名前と法要の期日が、
記されているのを目にするというのです。あっと驚いた拍子に、
寺は姿を消し見覚えのある山道の辻に立っているのに気づきます。

また、例祭などでもないのにふらっと氏神の神社に足が向いていきます。
手水をとっていると、水盤の底にゆらゆらと字が浮かび上がってきて、
自分が死ぬ日の日付に変わります。また、陽あたりのいい冬日に、
子守に逆向きにおぶられた孫の顔を何気なくながめていると、
赤ん坊は へくっ とくしゃみをして、そのときに舌を出すのですが、
その舌がべろーんと長く伸びて、そこに墨で黒々と、
日付が書かれていたという話もあります。

お告げを受けた者は、そのことを親類・家族、
檀家寺の住職に話し、死ぬための支度を始めるのです。
これは少なくとも戦前までは当たり前にあったと祖父はいいますが、
子どもの頃の私をからかっていたのかもしれません。
祖父はもう亡くなり、その伝承のあった地から離れていますので、
今現在もこのようなことがあるのかどうかはわかりません。
それから明治の時代に一人、このお告げに抵抗した人の話も聞きましたが、
それは長くなりますので、後日機会があれば投稿したいと思います。


・神様も随分と多種多様な告知の仕方をしてくれたもんだ。
 もしかして、如何に告知するのかあれこれ考えるのを楽しんでるのかもしれんね

・長者は仏教用語だが、国津神がらみだと蘇民将来説話のコタン長者がある。

・神様は寺とか神社とかあんまりこだわってないんだな。
 現代ならメールでぱっと教えてくれそうw

・恐怖新聞のように窓ガラスをブチ割って配達されないだけ良心的なんだな。

・メールで送るにしても、やたらと凝ったメールで着そうだがw

・死亡原因とか書いてあるんだろうか…

・みんな覚悟決めて受け入れる人ばかりなのかな、
 自棄になったりしなかったのか、明治の人以外には抵抗した前例はないか気になる。
 国津神さんはなんでそんな誓いをたてたんだろうね。
 お葬式の手配でバタバタするのが大変そうだから、余裕を持って準備できるように、
 とか?あるいはなるべく志望確定した人が悔いの無いようにする為?
 何にしろ、気になる話だと思った。

・なにそれ神様超現代っこじゃんw

・to ○○
 from 神
 一週間後君、死んじゃうから葬式の用意しときなよー(^_^)v
 みたいな?w

・いっその事LINEのスタンプでいいよw

・デュラハンとかバンシーみたいだな、それよりは親切だけど

・なるほど、つのだじろうの恐怖新聞はこうして出来たのか

・ルシフェルが使ってる携帯ばりに、神から着信あるとかね。

・こうして、前もってちゃんと知らせてくれたら、心の準備も含めて、
 いろいろ用意ができていいな。私の時も知らせてもらえたらな。






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