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げんなり

2017.11.02 (Thu)
※ 怖い話ではありません。

何が「げんなり」かというと、
現実世界でまた恐ろしい事件が起きてしまったからです。
これって怪談作家の書く意欲を失わせるんですよ。
プロの先生方はどうかわかりませんが、自分なんかは確実にそうです。
もう何のことを書いてるかおわかりいただけたと思います。

座間での連続殺人事件(現在のところまだ死体遺棄事件)です。
それにしても怖いですね、9人ですか。2ヶ月で9人なら週一のペースです。
ホラー映画でも、犠牲者9人は多いほうです。
しかも解体した死体といっしょに暮らしていたということなんですよね・・・
(被害者の方々のご冥福をお祈りします)

それにしても神奈川は最近、怖い事件が続きますね。
大口病院の点滴殺人事件がそうでした。
これ、被害者は2名ということになっていますが、
実際のところ、どのくらいあるかわかんないくらい闇の深いものですよね。
あと相模原市の障害者施設19人殺人事件も。

ま、当ブログは政治・経済・社会に関する話は、
基本的には扱わないことにしていますので、これ以上の論評はさけますが、
こういうことがあると、心霊スポットがーとか、
呪いがーとか、怖い話をちまちま書いているのが馬鹿らしくなってくるんです。
ほら、みなさんも口から出かかっているでしょう。
「幽霊よりも生きた人間のほうが怖い」って言葉。

それはそうなんです。まず「幽霊の話=フィクションとして楽しむ」
という暗黙の了解がある上に、怪談の多くは一種の約束事に則って書かれています。
ところが現実世界はなんでもありで、
タガの外れた人間は何をしでかすかわからないんですね。
とはいえ、同じく「恐怖」に関することであるのは変わりないので、
その点は比較されてもしかたないわけです。
ですから、どうしても「げんなり感」を覚えてしまうんです。

あと、「事実は小説より奇なり」という言葉もありますが、
これもほんとにそうだと思いますよ。
例えば、怪談とは対極にあるような恋愛小説なんかでも、
三角関係以上のことはなかなか書きにくいと思います。
でも、大学のサークルなんかの限定されたシチュエーションの中では、
五角とか六角関係ができていたなんてことも実際にあります。
あと、小説ではまず考えられないような2人がくっついたりとか。

政治小説とか企業小説、国際的スパイ小説などでも、
現実のほうが複雑で数奇だったというのは珍しくありません。
これ、小説だと、どうしても作者が考えた落ちというか大団円に向かって
話が進んでいくのに対して、現実のほうは偶然が重なり合い、
しかも人間の感情というのは揺れ動くものですから、
ときとして思わぬ行動を衝動的にとったりして、
しっちゃかめっちゃかになって収拾がつかないことが多いんです。

歴史上の大事件を詳細に調べてみると、これはよくわかります。
事件の関係者は、作者の意のままに動く将棋のコマではないので、
衝動にまかせて、明らかに自分にとって損な行動をあえてやったり、
それまでの感情と正反対のことをしてみたり、
もしこれが小説なら、とても読者を納得させられないだろうな、
ということがいくつも起きていて、全容を解明するのがたいへんに難しい。
でも、それが現実というものなんですね。

・・・とまあ、以上のことは愚痴です。
ここでちょっと偉そうなことを言わせていただきますが、
フィクションを書く者は、フィクションとしての面白さを大切にしながらも、
つねに現実に学び、現実と対峙していかなければならないと思います。
でないと書くことに深みが出ないんですよね。
ということで、今回はこのへんで。







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コメント
こんばんは
ご訪問、いつも有難うございます^^
私は、駄文のブログしか書けませんが(^^;)
おっしゃる事の意味、よく分かります。

法治国家で、理性を保ちながら生活している中で
今回のような事件は、あまりにも酷いです。
フィクションが、意味をなくすような出来事は
あって欲しくないですね。
ただ、世界規模で見ると、現実の方がフィクションを
脅かしているのも悲しいですけれど・・・。
ポテチG♯ | 2017.11.03 04:20 | 編集
コメントありがとうございます
たくさん人がいればいるほど、自分とは考え方も感性も行動も違う人がいて
それはそれで世の中は面白いんですが
やはり法律を超えたレベルの人間はかんべんしてほしいものです
こう言ってはあれですが、怪談なんてけっこう健全なものだと思うんですよ
bigbossman | 2017.11.03 06:52 | 編集
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