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スーパー・ブルー・ブラッド・ムーン

2018.02.01 (Thu)


東京都千代田区の複合ビル「東京ガーデンテラス紀尾井町」の3階屋外スペースで、
1月31日、月が地球の影に覆われて暗くなる「皆既月食」を
観察するイベントが開かれ、約400人が参加した。

事前の天気予報では、今回の皆既月食はきれいに見られる地域が少なく、
太平洋側でも観測は雲の切れ間からになるもよう、
とも言われていた。本番を迎えると、東京都千代田区の上空は雲が少なく、
観測しやすい空もようとなった。

午後8時48分ごろ、月が左下の方から欠け始めた。「欠けてきた」「すごい」
などという声が出始めたが、参加者たちは観察に夢中になったのか、
かえって話し声が減り、会場内は月食前より静かになった。

葛飾区から来たという保育士の小山尚美さんは、会場に設置されていた望遠鏡を
のぞき終えると、「テレビでしか月食を見たことがなかったので感動しました。
日々の疲れもいやされました」と満足げに話した。
(THE PAGE)

今回はこのニュースでいきます。みなさんはご覧になられましたでしょうか。
この皆既月食は、日本全国で見えるはずでしたが、
天候によっては、雲に隠れてしまう場合もあります。
幸いにして、自分は見ることができました。

さて、今回の皆既月食は、マスコミなどで、
「スーパー・ブルー・ブラッド・ムーン」などと呼ばれていましたが、
これは3つの現象が重なっているからです。
計算上、平均して265年に1度の出来事なんだそうです。
まず、スーパームーンについて。これ、前に書いたので、
それを参照していただければいいんですが、月が大きく見える現象のことです。

関連記事 『スーパームーンがやってくる』

ご存知のように、月は地球のまわりを回っているわけですが、
その軌道は円ではなく楕円形なので、地球に近づいている時期と
遠ざかっている時期があります。地球から月までの平均距離は約38万kmで、
近いときには約35万km、遠いときは40万kmほどになります。
現在は月が地球に近づいている時期で、その間に満月になれば、
それをスーパームーンと呼びます。

次にブラッドムーンについて。これは皆既月食にともなって、
月が血のような赤い色に染まることを言います。
月食のしくみは、何も難しいことはありません。地球が太陽と月の間に入り、
地球の影が月にかかることによって月が欠けて見えるんですね。
下の図がわかりやすいんじゃないかと思います。



このとき、光の7色(虹の色)のうち、主に地球の大気によって屈折した
赤い光の波長が月に届くので、それに照らされて赤く見えるわけです。
古来から、赤い色は警告色、危険を知らせる色と考えられ、
不吉なことが起きるとも言われていきました。

でも、月食ってけっこう多いんです。年に2回から3回起きることもあります。
21世紀の100年間では合計142回(皆既月食85回、部分月食57回)
起きると計算されています。ですので、今回もし見逃したとしても、
まだまだ見るチャンスはあるでしょう。

さて、これまで説明したスーパームーンとブラッドムーンは天体現象なのですが、
ブルームーンはちょっと違います。ひと月に満月が2回ある場合を
ブルームーンと言っているようです。2018年1月の満月は、2日と31日でした。
これは天体現象ではなく、人間側の都合によって起きるものです。
また、べつに月が青く見えるわけではありません。

月の朔望・・・朔(新月)から次の朔までの周期は約29.5日です。
これを1ヶ月とするのが太陰暦です。ところが現在は、世界のほとんどの国で、
太陽の動きで1年の長さを決める太陽暦を使っています。
太陽暦の1ヶ月の平均の長さは約30.4日なので、
ほんの少しずつですがズレていくわけです。それで1ヶ月に2度、
満月が入ってしまう月が出てきて、その満月がブルームーン。

ですから、現在でも太陰暦を使っている国には関係のない話です。
太陰暦だと、あたり前の話ですが、
1年に12回の満月が、きちんと月に1回ずつあります。
ちなみに、イスラム圏では現在も太陰暦を使用している国があるようですね。

さてさて、自分は西洋占星術師でもありますが、
西洋占星術では、月は人間の内面性を表すとされています。
つまり、仕事などで人中にいるときの自分ではなく、一人になったときの自分、
また、理性と感情で人間を分けた場合、月は感情の面を司るとも言われます。

ギリシア神話では月の神はアルテミス、ローマ神話ではディアーナ、
どちらも女神で、同じ神と考えられています。
銀の弓を手にする処女の姿で表されることが多いですね。
占星術では、太陽星座で占うのが通常のやり方ですが、
問題が微妙で繊細な場合は、女性的な月星座を使って占うこともあります。
これについて説明すると長くなってしまいますので、今回はこのへんで。

関連記事 『月とオカルト』

月の女神ディアーナ









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コメント
突然の訪問、失礼いたします。
私はこちら⇒b--n.net
でブログをやっているさくらといいます。
色々なブログをみて勉強させていただいています。
もしよろしかったら相互リンクをお願いできないでしょうか?
「やってもいいよ」という方はコメントを返してくだされば、
私もリンクさせていただきます。
よろしくお願いします^^
さくら | 2018.02.01 19:10 | 編集
 こんばんは、野崎と申します。

 昨夜の月食は見ましたよ、一応。
 寒かったのでちょっと軒下から見上げただけですが(笑)

 しかし、赤い月ってやつは満月でもそうでなくてもなんだか特別な感じがしてドキドキします。
 まあ、今回の三つの天体現象の中では一番ありふれたやつのような気もしますが。
 やはり、ホラーと赤い月は相性がいいんでしょうか?
野崎昭彦 | 2018.02.01 23:56 | 編集
コメントありがとうございます
赤い月は地震と結びつけて語られることが多いですよね
関東大震災の前に赤い月が出たとかなんとか
でも実はスーパームーンのほうが
より強く地震に関係があるみたいです
bigbossman | 2018.02.02 19:25 | 編集
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