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公園管理の話

2018.05.31 (Thu)

この間の日曜日です。3歳の息子を連れて、近くの児童公園に行ったんです。
その日は主人がお休みで、一家揃って寝坊し、起きたのが10時近くだったんです。
ですから、朝昼兼用の食事を11時ころに済ませて、
その後、息子を連れてぶらっと。そこの公園までは、幼児を連れて歩いても
10分ほどしかかかりません。ごく小さいところですよ。
ちょうどお昼の時間帯だったせいか、私たちの他には、利用者は誰もいませんでしたね。
遊具はブランコ、すべり台、低鉄棒、砂場があるくらいです。それで、
息子はすべり台がすごく好きで、何回も何回も乗るんです。危険もあるので、
ずっとついてないといけないんですが、小一時間ほどで飽きて、砂場に移ったんです。
そこで遊ぶための小さいプラスチックのバケツとスコップを持ってきてたので、
息子にわたして、私はベンチに座ってゆっくりしてました。

そしたら、ギッ、ギッで音が聞こえてきて、そちらのほうを見ると、
ブランコが少し揺れてたんです。はい、風はまったくなかったと思いますよ。
最初は、ごく微かな揺れだったので、まあそんなことも何かの拍子で
あるのかなって考えたんですけど、それがだんだんに揺れが大きくなっていって・・・
ありえない、って思いました。でも、怖くはなかったです。
太陽がまぶしいくらいの日中でしたから。で、ベンチから立ってブランコに近づき、
見ててもまだ揺れてるんです。思い切って両手でブランコを止めてみました。
そしたら揺れがやんだので、数秒そこにいてから、またベンチに戻りました。
すぐにギッ、ギッ、ギー、ギー、さっきより強く揺れだして、腕が見えたんです。
鎖をつかんでる片方の腕だけが。体のその他の部分はなかったと思います。
そこで、すごく怖くなって、砂場の息子を抱き上げて、家まで逃げたんですよ。


これ私の5歳の娘から聞いた話ですので、どこまで本当かわかりません。
もしかしたら、嘘っていうか、子どもの作り話なのかもしれません。
そこはあらかじめお断りしておきます。娘は5歳です。
幼稚園に通ってるんですけど、その日はたまたまお休みで、
それで午後から、娘を連れて近くの児童公園に行きました。
そのとき人は5~6人いましたね。お母さん方と、私の娘より小さい子たち。
娘は砂場が好きなんです。ちょうど他には誰もそこで遊んでなかったので、
私はベンチに座ってました。そしたら、たまたま、同じ幼稚園に通う
男の子とお母さんがやってきて、男の子はいっさんにブランコに走り、
私はそのお母さんと、ベンチであれこれ話をしてたんです。
そしたら、10分ほどして娘が急にギャーッと泣く声が聞こえてきて。

見ると、砂場の上に這いつくばるような格好で、私のほうを見て、
泣きながら助けて、助けてって。それで、かけよって抱き上げました。
右の手が、肩のあたりまで砂だらけになってました。
しばらくして泣きやんだ娘に、どうしたのって聞いたら、
砂の中から手が出てきた。大きな大人の手だと思う。
最初はジャンケンをした。その手はパーしか出さないので、全部私が勝ったけど、
だんだんつまらなくなってきた。それで、てのひらの真ん中をこちょこちょって
くすぐってみた。そしたら、ガチッと手を握られて、砂場の中に引きずり
込まれそうになった。痛いし怖いし、お母さん助けてって叫んだ・・・
こんな話だったんです。で、娘が引き込まれたっていう砂の穴は、
とても子どもじゃ掘れないような深さで、50cm以上はあったと思います。


小学校6年生です。学校帰りに公園に寄りました。道草なんだけど、
その日は5時から塾があって、いつも学校から直接行ってるんです。
けど、そのときは塾の時間まで30分くらいあったから。
最初にブランコに乗って、かなり高くまで漕ぎました。
それから、土管を組んでできた迷路があるんです。
その中に入りました。土管は人がくぐれる太さで、横に進んだり、
上に登ったりできるんです。その中にいると、自分の今いる位置がわからなくなる
ところが面白いんです。土管の端から顔を出すと、意外な場所が見えたりして。
それで、中を進んでいくと、出口のところに袋があったんです。
うーん、どう言えばいいですかね。ちょうどスイカが入るくらいの袋。
色は白っぽくて、ところどころススがついたように黒くなってる。

じゃまだなと思って、手で押しました。そしたら袋はゴロンと外に落ちて、
でも、顔を出してみると、袋は下にはなかったんです。
それから、向きを変えて上に登ろうとしました。そしたら、
上の穴が黒くなって、袋が落ちてきて僕の頭にあたったんです。
目から星が出るってあんな感じなんですね。すごく痛かったです。
でも、僕に当たったはずの袋は見えなくなってました。
頭を押さえながら出ると、袋が土管の一本の上に乗ってたので、
近寄って土管に外側から登り、思いっきりその袋を蹴ったんです。
でも、重くてあんまり飛びませんでした。ゴロゴロと転がり落ち、
袋の1か所が破れてました。そしたら、その破れ目から黒いものが見えました、
人の髪の毛みたいな。え?と思ったときには、もうなくなってたんです。


市の建設部、公園管理課に勤めてます。
なんだか楽そうな仕事だって思われるかもしれませんが、そうでもないんですよ。
うちの市は、ほとんどが市街地なので、大きな自然公園とかはないけど、
そのかわり、小さな公園が200近くあるんです。
それらの管理を一手に引き受けてやってます。課の職員は4人だけですよ。
それに、責任もけっこう重いんです。ほら、遊具で遊んでた子どもが
不具合でケガをしたり、最悪の場合は亡くなったりすることもあって、
裁判になった事例が新聞に出てたりするでしょ。
あれ、何千万の賠償が命じられたケースもあるんです。
ですから、気が抜けないんです。ええ、見回りはわれわれでやります。
もし、壊れてるところがあれば、直すのは業者ですけど。

で、ですね。このところ苦情がたくさんきてたんです。
ええ、公園で変なことが起きたっていう。これまで大ケガは出てないですけど。
それがね、苦情のくる公園は5ヶ所で、どれもごく小さな、住宅街の中にある
遊具が3つ4つくらいのところで。もちろん、すべて見回りに行きましたし、
遊具の一つ一つを確認しました。でも、どれもしっかりしてて、
壊れた箇所なんてなかったんです。あと、苦情の内容も、
なんか怪談みたいな話ばっかりで。それで困ってたんですけど、
あるときに課長が、市の地図でそれらの公園がある場所に印をつけてみました。
そしたら、ぐるっと円になってることがわかりました。
円っていうか、正確には五角形ですね。それを見た課長が、
これはわれわれの手には負えないことかもしれないなあ、って言ったんです。

ここからはオフレコでお願いします。どうしたかっていうと、
霊能者に依頼して見てもらったんです。もちろん、市の予算、市民の税金で
霊能者を呼んだなんて知れたらエライことですが、
課長が、俺が責任持つからって言って、礼金は設備費から出しました。
霊能者は、ある宗教の幹部の方で、課長が個人的に知ってたんです。
50歳代くらいの、どこにでもいそうな普通のおじさんでしたよ。
その人といっしょに、苦情がくる5つの公園を回りました。
そしたら、どの公園にも砂場があったんですが、その前で霊能者の方は立ち止まって、
手を合わせてお経みたいなのを唱えたんです。
で、その後、役所に戻ってから、霊能者の方は、大きな呪いみたいなものを感じる、
砂場を掘り返してみなさいって言いまして・・・

ええ、業者に頼んで、言われたとおりにしましたよ。そしたら・・・
砂場の底のほうから骨が出てきたんです。2つの公園からはそれぞれ左右の腕、
2つの公園からは左右の足。残った一つからは麻袋に入った人の頭。
これでね、われわれだけで済む話じゃなくなってしまいました。
警察が調べたところでは、すべて人骨で、同一の成人男性のものだってことが
わかったんです。ただ、胴体の骨は見つからなかったし、死因もわかりませんでした。
警察の調べが終わってから、骨は1か所に集めて霊能者の方に供養してもらいました。
それからは、おかしな苦情はこなくなったんです。あとですね、
五角形の公園を対角線で結んだ中心に、暴力団の組長の豪邸があったんです。
ただし、その組長は1年前に銃撃で死亡してて、組は解散して今は空き家になってるんです。
公園から出てきた骨が、その組長のものってことではないんですけど・・・








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