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火星大接近とUFO業界

2018.08.10 (Fri)
今回はこういうお題でいきたいと思います。現在、火星大接近中ですね。
簡単にふれておくと、火星は地球の外側を回る惑星で、
直径は地球の半分よりやや大きいくらい。
そのぶん重力が小さいので、ごくごく薄い大気しかありません。

火星 赤いことからレッド・プラネットとも呼ばれる
hahageyeu (3)

また、地球よりも太陽から遠いので、それだけ冷たく、
表面温度は-50℃くらいです。当然、地球よりも大きな公転半径を持っていて、
その周期は687日(1.88年)。地球からは赤く見えるので、
英語で、ローマ神話の軍神であるマーズ(Mars)の名がつけられています。

その火星が、現在地球に大接近中なわけですね。火星と地球との距離は、
最も遠いときで約3億7千万km、それが今回、5.759万kmと
7分の1ほどになります。6000万キロメートルよりも近い距離まで近づくのは、
2003年の最接近以来、15年ぶりなんですね。

これだけ近いと、明るさがマイナス等級となり、1等星よりも明るく輝きます。
もう過ぎてしまいましたが、7月31日の地球最接近のときには、
火星の明るさはマイナス2.8等級でした。
そこそこの天体望遠鏡を持っている方なら地表面の様子を観察できます。



あと、このあいだ皆既月食がありましたが、月食なんかは わずかな時間、
限られた地域でしか見られないのに対し、火星の大接近は、
今年の4月下旬から11月下旬までの半年以上にもわたって
ずっとマイナス等級なので、その間いつでも、
天候のよい日を選んで観測することができます。

自分は占星術師なので、いちおう天体望遠鏡も持っていますし、
このような天体イベントは、できるだけ観測するように心がけています。
西洋占星術では、基本的には太陽を中心に見た星座で占いをしますが、
火星を中心にしてみた星座というのもあるんですね。

さて、ここまででだいぶ長くなってしまいましたが、
本項は火星大接近の話ではありません。このような天体イベントがあるとき、
それに合わせて盛んになる、UFOや宇宙古代文明の話題についてです。
学術的なニュースに混じって、その手のものが、ここぞとばかり出てくるんです。

残念ながら日本のUFO研究は現在、あまり盛んではありません。
ところが海外、特にアメリカあたりだと、UFOや宇宙人を信じる人は、
心霊を信じる人よりも数が多いので、UFOに関するウエブページを主催したり、
本を出版することで食べていけている人が何人もいます。

スコット・ウエアリング


その中の一人である、スコット・ウエアリング(Scott・C・Waring)氏が主催する
「UFO Sightings Daily」というホームページには、火星の都市群が紹介されています。
その画像は、2006年から火星の周回軌道上で日々各種の観測を行っている
NASAの多目的探査機、マーズ・リコネッサンス・オービターが撮影したものです。

「UFO Sightings Daily」

オービターの画像は、グーグルのサービスの一つである「グーグル・マーズ」で
見ることができるんですが、氏はその画像に修正を加えたものを、
youtubeに投稿しています(下の動画)。氏によれば、
画像を修正しているのはNASAのほうだ、ということになります。
われわれの目にふれては不都合なものは、NASAがカラーリングを変えて
目立たなくしているので、元に戻したというわけです。



うーん、これを見れば確かに、どこかの都市を上空から撮影したようにも
見えなくはないですよね。みなさんはどう思われますでしょうか?
氏のサイトには、火星上で発見されたナイフ(鎌のようにも見えます)や、
拳銃も出てきています。(下図)

hahageyeu (1)

このような、UFO関係の情報提供で生計を立てているアメリカの研究者には、
他に、リチャード・ホグランド(Richard・C・Hoagland)氏などもいますが、
彼らにとって、火星が大接近をして、世界的な話題になっている現在は、
まさに稼ぎどき、かきいれどきということなんです。

ただ、これらの話題を見て自分がいつも思うのは、
UFO研究家が独自の探査衛星などを持っていて、自力で画像を入手したわけじゃ
ないんですよね。ほぼすべての画像は、NASAによって一般公開されたものです。
彼らはその膨大な資料を、何人ものアルバイトを雇って精査し、
奇妙なものを見つけ出して独自に加工し、ホームページに載せる。

その上で、NASAは宇宙人や宇宙文明の存在を隠している、と主張するわけです。
しかしどうでしょう。もしほんとうにそんなものがあったら、
アメリカの国家機関であり、軍事にも深く関わっているNASAが
ほっておくわけがないと思いませんか。

さてさて、夢を壊すような話をしていますが、NASAと、
彼らのような民間のUFO研究者は、ある意味、共生関係みたいになってるの
かもしれません。NASAが、この手の民間研究家に対して、
強く抗議したなどの話は聞いたことがないです。

NASAからみれば、彼らは宇宙への一般人の興味をかきたてて
くれる存在ということで、世間の宇宙への興味関心が高まれば、
探査計画の予算もつきやすくなる、などのことがあるのかもしれませんね。
では、今回はこのへんで。

クリックで拡大できます
hahageyeu (2)




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