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南極とオカルト

2018.11.13 (Tue)
地球上で最も謎多き大陸・南極。最新の科学はその秘密のベールを
徐々に引きはがしつつある。このたび欧州宇宙機関(ESA)の衛星画像が
明らかにしたのは、過去2億年にも及ぶ南極大陸の壮大な歴史である。
英「Daily Mail」ほか、多数メディアが報じている。

厚さ1.6kmにも及ぶ分厚い氷に隠された南極大陸は、
その姿すらよく分かっていないという。だが今月5日、
ドイツやアメリカの研究者チームがオンラインジャーナル
「Scientific Reports」に、南極大陸の地形や構造、そしてその形成に
至る過程を明らかにする新たな研究成果を発表した。
(Rakutennews)

南極大陸
sysysyu (1)

なかなか面白いニュースがないんですが、今回はこのお題でいきます。
高度225kmという、ひじょうに低い軌道の衛星から4年間にわたって
南極を観測してデータを集め、プレートテクトニクスによって、南極がどのように
形成されてきたかをシミュレーションしたということのようです。

ざっと南極の歴史をふり返ってみると、もともとはゴンドワナ大陸の
一部として南アフリカにくっついた形でした。それが、1億6000万年前に
アフリカ大陸から離れ、約4000万年前、オーストラリアと離れて、
独立した大陸になったんですね。地球の歴史が46億年ですから、それからすると、
南極大陸ができたのは比較的最近と言っていいかもしれません。

さて、南極についてのオカルトはいくつもありますが、
いちばん有名なのは「ピリ・レイスの地図」と呼ばれるものでしょう。
ピリ・レイスはオスマン帝国の海軍提督で、彼が1513年に制作したのが
「ピリ・レイスの地図」です。ただし、現存するのは、大西洋を中心に描いた左半分で、
おそらくインド洋を描いていたであろう右半分は失われてしまっています。

「ピリ・レイスの地図」部分
sysysyu (4)

コロンブスのアメリカ大陸上陸が1492年ですから、それからわずか21年後に
つくられた地図なのに、南北アメリカの東海岸がじつに詳細に描かれているのが
不思議だと、発見当初から評判になりました。たしかにこれは不思議ですが、
考えるヒントは、ピリ・レイスがオスマン・トルコの人物だったということです。

キリスト教がヨーロッパの精神世界を支配したことで、ヨーロッパからは、
ギリシア・ローマ時代の宇宙論などの科学的知識が失われてしまいました。
それがオスマン・トルコなどのオリエント世界には残っていたんですね。
それらの知識は、幾度もの十字軍遠征で、
再発見される形でヨーロッパ世界に広まったんです。

ピリ・レイスは、地図の作成にあたって、
オスマン帝国に伝わる33枚の地図を参考にしたとされます。
その中には紀元前のアレキサンダー大王の頃のものもあったと言われ、
それらのうちに、コロンブス以前に南北アメリカ大陸を描いたものがあった可能性は、
自分は捨てきれないと思います。これはなかなかロマンのある話ですよ。

あと、ピリ・レイスの地図には、19世紀になるまで発見されなかった、
南極大陸が描かれているとする意見もあり、これはありえないことだから、
超古代文明や、異星人の力によるものではないかと言われたりもします。
ですが、描かれているものが南極であるという確実な根拠はないですね。
南アメリカ大陸だと考えるのが常識的だと思います。

このオーパーツ説が広まってしまったっため、ピリ・レイスの地図が持つ
真の価値に言及されることが少ないのは残念です。
次は何の話でいきましょうかね。「南極にあるピラミッド群」にしましょうか。
下の画像をごらんください。これだけ見れば、
ピラミッドと言われてもうなずいてしまいそうです。

南極のピラミッド画像
sysysyu (2)

この画像はグーグルアースでも確認することができます。上で少し書きましたが、
南極はかつて、本物のピラミッドのあるエジプトと似たような緯度にあった
ときもありました。それが現在の位置に大陸移動したわけですが、
人類が誕生するはるか以前の話です。ですからこれも、超古代文明が、
異星人の力を借りてつくったものだとする説が出ています。

ですけど、これ、自然のものであっても不思議はないですよね。
この形は、ヨーロッパ・アルプスの山にある稜線とよく似ています。南極は平原で、
風を遮るものがありません。しかも風速数十mのブリザードが吹き荒れています。
四方から氷雪があたれば、こういう形に削られるのもありえるんじゃないでしょうか。

ヨーロッパ・アルプス
sysysyu (3)

次、「南極の重力異常」の話。南極のウィルクスランドと呼ばれる地域で、
2006年、NASAのGRACE衛星が、不可解な重力異常を発見しました。
これ自体は、オカルトではなく本当の話で、地上に大きな山がないので、
地下に巨大な重量物が埋まっている可能性が高いということになります。

そこでまず考えられたのが、巨大隕石説です。現在から2億5000万年前の
ペルム紀 – トライアス紀には、地球の海洋生物の96%と陸上脊椎動物の70%
がいなくなる大絶滅がありました。この原因が、南極に衝突した巨大隕石だった
とするものです。その大きさは、恐竜を絶滅させた、
ユカタン半島に落ちた隕石の2倍程度の規模。

うーん、これが本当だとしたら、やはりロマンのある話です。
2億5000万年前は、まだ南極はゴンドワナ大陸の一部で、
ずっと北にあったはずです。ですから、巨大クレーターは長い間残されていたのが、
いつしか極地まで移動して、厚い氷に埋もれてしまったということでしょう。

ただ、これが事実だとしても、現在の科学力では調査する方法がないんですよね。
で、これについても、異星人の秘密基地があるとか、
次元ワープできる異世界の門があるとか、オカルト界ではいろんな話が出されています。
その中でも特に突飛なのが、「堕天使 墜落現場説」(笑)です。

氷の地獄にいる堕天使
sysysyu (1)

この話が出てくるのは、『エノク書』と呼ばれる旧約聖書の偽書です。
はるか古代、高慢によって神と争った天使長ルシファーは、
天界から堕とされ、氷の地獄深くに埋まったとされます。それが南極なんですね。
ルシファーは厚い氷の壁の中で、復活のときを待っているということです。

さてさて、最後の話は、キリスト教に興味ある人以外には、
あまりぴんとこなかったかもしれません。地球温暖化のため南極の氷が減っている、
また、逆に増えているとする意見もあります。人間の環境汚染によって、
魔王が復活することがなければいいんですが。では、今回はこのへんで。

sysysyu (2)



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