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クリスマスあれこれ

2018.12.20 (Thu)
っっs (4)

さて、もうすぐクリスマスということで、今回はこういうお題でいきます。
日本は、宗教的には仏教国に分類されることが多いですが、
神道も盛んです。また、キリスト教的な行事であるクリスマスも、
たいへん盛り上がっていて、ちょっと街を歩けば、たくさんの飾りつけを
目にすることができますし、クリスマスソングも流れています。

ツリーを飾る家庭は多いでしょうし、寝る前に、枕元にくつしたを下げるお子さんも
いると思います。ただ、クリスマスの儀式というか習慣って、
日本に取り入れられているのは全体の一部分なんですね。ここでは、
自分がアメリカに住んでいた時代に目にしたことを中心に、それ以外も含めて、
日本ではあんまり知られていないものをご紹介したいと思います。

・棚の上のエルフ(Elf on the shelf)
エルフはもともと、北欧神話に登場する妖精です。それが、J・R・R・トールキンの
ファンタジー『指輪物語』で、長身に痩せぎす、耳の長いイメージで描かれ、
映画などで広まりました。でも、もともとはそんなに大きくはないんですね。

「棚の上のエルフ」は、アメリカのクリスマスのギミックの一つで、
たぶんそれほど古いものではありません。現代の絵本で広まったんじゃないかな。
下の画像のような人形で、サンタクロースのスパイとして、
12月になると子どもの部屋に現れます。ただし、現れる場所は毎日違うんです。

Elf on the shelf
っっs (3)

エルフは、子どもたちがクリスマスまでの1ヶ月間、どんなことをしているか
監視する役割なんです。そして、子どもたちが寝てから、北極まで飛んで、
良いことも悪いこともすべてサンタに報告します。で、その内容によって、
もらえるプレゼントが決まることになります。もしすごく悪い子だった場合、
プレゼントなしになることもあるみたいです。

子どもは、このエルフにはさわってはいけないことに決まっています。
まあ、実際には、子どもが寝てから、親がエルフ人形を部屋のあちこちに
動かしてるわけなんですが、「Elf on the shelf」で画像検索すると、
さまざまな場所にいるエルフ君の姿を見ることができます。

・サンタさんへのお礼(milk and cookies for Santa)
みなさんの家庭では、サンタクロースへのお礼などを、準備されているでしょうか。
アメリカ、カナダでは、クリスマスイブの晩餐の後に、
ミルクとクッキーの皿をテーブルの上に残しておく場合が多いですね。(下図)

っっs (5)

ヨーロッパだと、シェリー酒やビール、砂糖粥のようなものが用意されます。
あと、サンタの橇を引くトナカイ用に、ニンジンが残されている場合も多いですね。
これ、昔は石炭だったみたいですが、だんだんにニンジンに変わっていったんです。
石炭といえば、それが子どもへのプレゼントになる場合もあります。

・ループレヒト(Knecht Ruprecht)
これはアメリカではあまり聞かず、主にヨーロッパのドイツ系の伝説です。
サンタクロースはクリスマスに一人で各家々を回っているわけではなく、
ループレヒトという妖精と一緒に来ることになっています。

ループレヒトは顔じゅう黒ひげで、フードをかぶり、手に麻袋と小枝の束を
持っています。(下図) これは悪い子を叩くためのものです。ヨーロッパの伝統では、
クリスマスのプレゼントは一種の契約なんですね。1年間良い子にしていたなら、
サンタからプレゼントをもらえますが、そうでなかった場合、
子どもは、ループレヒトにムチで叩かれたり、袋に入れて連れて行かれたりします。

っっs (1)

また、石炭などのつまらないプレゼントを与えられることもあるんです。
youtubeで「bad present」で検索してみてください。
下の動画では子どもたちがプレゼントの箱を開けると、腐ったバナナとか、
タマネギなんかが出てきて泣いてしまいます。
(もちろん、ちゃんとしたプレゼントがその後に渡されます。)



・その他
あとはそうですね。自分がいたアメリカの中西部では、数十mもある
巨大なイルミネーションを持ってる家が多く、庭や屋根までに広げてピカピカ
光らせてました。ですから、夜に住宅街を歩くとかなり壮観でした。
これは、自分の家だけではなく、地域全体で祝おうという意識が強いからです。

っっs (2)

映画の『グレムリン』では、「クリスマスなんてくだらない」と言って、
何も祝おうとしなかった金貸しのイジワル婆さんが、街で一人だけ、
グレムリンの騒動で屋根から放り出されて死ぬことになってましたが、
それも、このあたりのことを踏まえてなんですね。自分と恋人、家族だけで
楽しむのではなく、チャリティーも活発に行われています。

それから、日本ではクリスマスケーキを食べますが、
アメリカでもないわけではないものの、あんまり用意する家は多くないんです。
そのかわり、クッキーとミルクは必ず出ます。七面鳥は食べますが、
日本のようにチキンのモモ肉とか唐揚げはまず出てこないです。

さてさて、ということで、日本に入ってきているのはクリスマス儀式の一部分ですし、
考え方もずいぶん違っています。いいのか悪いのかわかりませんが、
日本人好みのクリスマスに変質してしまっているんですね。まあでも、
日本では宗教ではなく年中行事なので、それもしょうがないのかもしれません。
では、今回はこのへんで。




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