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睡眠のオカルト

2019.05.19 (Sun)
糖尿病、高血圧、高脂血症(脂質異常症)などの生活習慣病、脳卒中、
狭心症、心筋梗塞などの心血管系疾患、うつ病、
認知症など精神神経系疾患。これらはその発生リスクと睡眠時間との
間に関連が確認されている疾患の代表例である。

睡眠時間と健康リスクというと、どうしても睡眠不足(短時間睡眠)
を思い浮かべがちだが、実は睡眠時間は長ければ良いというわけでは
ないようだ。横軸に睡眠時間をとり、縦軸にリスクの高さ(健康指標)
をとってグラフ化すると、不思議なことに睡眠時間と健康指標との
間には、おしなべて「U字型」の関係が認められる。

つまり、平均睡眠時間を底(最小リスク)にして、
睡眠時間が短すぎても長すぎても、疾患の罹患や死亡リスクの高さと
関連しているのである。
(National Geographic)

csdc (1)

今回は科学ニュースから、この話題でいきます。
うーん、睡眠不足が病気の発症につながるというのは、まあそうだと
思うんですが、長く寝すぎてもダメみたいですね。昔から言われている、
睡眠6~7時間というのが、健康にはもっともよいようです。

記事によれば、男性の場合、6~7時間睡眠の死亡率を1とすると、
3時間台だと1.19、4時間台が1.17
9時間台が1.17、10時間以上だと1.34となっています。
これはかなり大きな数字ですね。長く眠る傾向のある人は、
死亡のリスクが高まるのは間違いないと言っていいでしょう。

短時間睡眠の場合は、仕事や勉強で体を酷使していると
思われるので、当然身体に良くないでしょうが、
長時間眠ることで死亡率が高まるのはどうしてなんでしょうかね。
一つ言えるのは、長時間睡眠者の生活状況については、
よくわかっていないということです。

別の機関での調査結果
csdc (1)

自分が考えるのは、原因と結果が逆なんじゃないかということです。
つまり、身体の調子がよくないので長く眠ってしまう。
だから死亡率が高い、そういうことがあるような気がします。
肥満である、関節痛がある、頭痛や胃痛がある、起きててもあまり
楽しいことがない、そういう人が長時間ベッドにいるんじゃないかな。

経済状況なども関係してるのかもしれません。
趣味や旅行を楽しむ金銭的な余裕がなければ、どうしても部屋で
ごろごろしていることになります。あとは、長く寝ているほど、
当然ながら身体を動かしていないわけです。

人間は、立って歩いているだけでも筋肉が鍛えられますし、
心肺機能が高まります。7時間睡眠と9時間睡眠では2時間違いますので、
その分を動いているかどうかの差は大きいんじゃないでしょうか。
別のニュースでは、座り過ぎもよくないと出ていました。

アメリカで急速に普及が進んでいるスタンディング・デスク


オーストラリアの研究機関が座位時間と総死亡リスクについて調査したところ、
1日の総座位時間が4時間未満の成人に比べて、8~11時間の人だと15%増、
11時間以上だと40%増ということがわかりました。このパーセンテージは、
WHOが推奨する1日30分以上のウォーキングやランニングなどの運動を、
週5日実施していても相殺できないんだそうです。

長時間のデスクワークは死亡リスクを高めるんですね。
これを受けてアメリカでは、IT企業を中心に、立ってデスクワークができる
スタンディングデスクが浸透してきており、社員の健康状況に
はっきりとした改善が見られるそうです。

ただ、上記引用のニュースでは結論として、なぜ長時間睡眠が死亡率を
上げるのか、はっきりした理由はわからないとなっています。
みなさんの睡眠時間はどれくらいでしょうか。
自分はだいたい6時間なので、これについては一安心です。

さて、睡眠のオカルトといえば、まず「金縛り」があげられるでしょうが、
前にくわしく書いていますので、今回は取り上げません。
「悪夢」にいきましょうか。たまたま悪い夢を見るのではなく、
毎晩のようにくり返し悪夢を見てしまう場合、「悪夢障害」と言ったりします。

関連記事 『インキュバス現象って何?』

悪夢障害を訴える患者の60%は、この症状が始まる前に、
ストレスとなる大きな出来事を経験しています。ですから、治療として、
まずストレスの原因を解消、軽減させるように取り組むことになります。
ただ、ごくたまに見る悪夢には、心の浄化作用があるとする説もあります。

フレディ・クルーガー
csdc (3)

「悪夢」をテーマにしたホラーはいろいろありますが、
いちばん有名なのは『エルム街の悪夢』でしょう。鉄の爪をつけた殺人鬼、
フレディ・クルーガーは印象的なキャラクターです。
たしかフレディは現実の世界で殺され、悪魔の力によって
夢の中に棲むことができるようになったという設定でした。

フレディにねらわれたターゲットは、眠るとフレディのいるエルム街に
行ってしまいます。夢の中のフレディは万能で勝ち目はありません。
そこで映画の主人公は最初、眠らないようにするんですが、
ずっと目覚めているのは不可能です。また、周囲の大人たちに
夢の中で殺されてしまうと訴えても、誰も信じてくれません。

『エルム街の悪夢』でベッドから血が吹き出す有名シーン
csdc (1)

そこで知恵を絞って、ある時間になったら強制的に目が覚めるような
仕掛けをつくります。そして目覚めるときに、フレディを夢の中から
現実世界に連れ出せるような罠を張るんですね。現実世界のフレディは
ほぼ無力なので、倒すことができるからです。このあたりの工夫が、
作品の見どころの一つとなっていました。

「夢」をテーマにしたホラーはまだあるんですが、
そろそろ余白がなくなってきてしまいました。自分が書く怖い話には、
夢が関係しているものは多いほうだと思います。
ただ、話の中に少しでも夢の内容がまじると、
「なんだよ、夢オチかよ」と言って怒る人もいるんですよね。

さてさて、ということで、睡眠とオカルトについて見てきましたが、
この他にも「夢遊病(睡眠時遊行症)」や「夜間突然死症候群」などもあります。
これらについては、いずれ項を改めて書きたいと思います。
では、今回はこのへんで。

『エクソシスト2』夢遊病をおこしたリーガン
csdc (2)



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