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武道・武術とオカルト

2019.09.22 (Sun)


今回はこういうお題でいきます。さて、どんなことが書けるでしょうか。
自分は、小学校で道場、中高大で柔道部に所属していて、
学生時代はずっと柔道をやってきました。その間、いろんなことを
見聞きしてきましたが、基本的に試合のある武道や格闘技に
オカルトはありません。

野球なんかだと、しばしば実力が下のチームが強豪に勝ったり
することもあるんですが、柔道って番狂わせがほとんどないんですね。
これは、野球は集団スポーツといっても、チーム力における
ピッチャーの占める割合があまりにも大きいので、その日の試合は、
ピッチャーの出来、不出来に左右されてしまうからです。

柔道は個人戦もありますが、学生の場合、やはり団体戦で
勝つことが求められます。男子の団体は5対5でやるんですが、
あのチームと対戦すれば2-1で勝つとか、事前に予想をすれば
だいたいそのとおりの結果になります。団体といっても試合は
1対1だし、どうしても個人の力の差が出てしまうんです。

『グラップラー刃牙』


ですから、格下のチームが上のチームに勝つためには、
選手を並べる順番を工夫したり、相手の選手の苦手な部分を研究して、
負けるはずの選手が引き分けに持ち込めるように考えたり、
かなりの対策を練らなければなりませんが、
それが成功するケースは多くはありません。

あと、これは柔道にはかぎりませんが、格闘技の試合って力の差が
もろに出るんですよね。(打撃系はラッキーパンチもあるでしょうが、
組技系はまずありません。)格下と格上が試合をすれば、
格上の選手がものすごく強く見えます。まあ、あたり前と言われれば
そうなんですが、ちょっと驚くこともあります。

例えば、ある県のある階級で無敵の柔道選手がいるとします。
誰とやっても負けずに、全部一本勝ちする。でも、どこまでも上には
上がいるので、その選手が全国大会に出ると、1回戦で
20秒程度で派手に投げられたりするんですよね。



観ているほうは、「え、あの選手があんな負け方をするのか」と
思うんですが、天狗になっていたのが全国レベルを身をもって知り、
辞めていった選手はたくさんいます。ですから、オリンピックに出る
とこまで行くのは、ほんとうに才能と努力の両方を兼ね備えた
格闘エリートなんです。あと、よく格闘技漫画なんかで、

よれよれの老人が出てきて、若者をバッタバッタ
倒したりするシーンがありますが、あれほど極端でなくても、
似たようなことはあっても不思議ではありません。柔道で若い頃に
全日本レベルで活躍した人は、ケガや病気がなければ、
50代、60代になっても、一般的な柔道部の高校生には負けません。

あれ、オカルトの話になってないですね。うーん、武道・格闘技で
オカルトと言えば、よく出てくるのが中国拳法とかですよね。
手をふれてないのに相手が倒れたり、西瓜を軽く叩いて、
切ってみると中身がグシャグシャになっていたり、
鳩が飛び立とうとするのを気合で止めたり・・・



ただ、これらのものは多くはトリックというか、ネタがあります。
さわってないのに吹っ飛んでくれるのは、その武術家の弟子ですし、
西瓜は前もって布団でくるんだのを叩いておけばいいし、
鳩の足は手品で使う透明な糸で縛っておく。ビール瓶の口切りは、
あらかじめ油を染み込ませた糸を巻いて火をつけ、もろくしておく。

あと、テレビで武術家が、「こういうふうに腕を取ってみてください」
などとやることがありますよね。それでタレントが言われた
とおりにすると、見事にひっくり返されたり、イテテテと悲鳴を上げる。
でも、これはあらかじめ型が決まってるからできる話で、
実際の闘いでは相手の出方がさまざまななので、まず通用しません。

でも、じゃあそれらの武術家がインチキなのかというと、必ずしも
そうも言えないと思います。今の武道は、試合に勝つことだけが目的に
なってしまっている面があり、稽古が過熱したり、コーチが選手に
暴言・暴力を加えたり、一生後遺症が残るようなケガを
してしまったりなど、これには大きな批判もあります。



それに対し、試合のない武術というのは、基本的に何でもありです。
極端な話をすれば、相手を倒すために、暗闇で待ち伏せして
棒で叩いたり、隙をみて睡眠薬を飲ませたっていいわけですね。
そんなの卑怯だ、と思われるかもしれませんが、
競技試合がなければルールもありません。

宮本武蔵も、決闘の場面にわざと遅れてきたり、相手をイラつかせる
言葉を吐いたりしますよね。それが史実かどうかはわかりませんが、
その程度のことは十分ありえると思います。武術は
綜合的なものですから。卑怯というのは、武術が武道に変化して、
競技ルールが前面に出てきてからのことです。

さてさて、何を言いたいのかわからなくなってきたので、
そろそろやめますけど、昔は「武術詐欺」というのがありました。
インチキ武術家が弟子をとり、謝礼や用品の販売で金を集める。
ですが、今はもう通用しないですね。理由はおわかりだと思います。

その武術家に、「そんなに強いのならUFCなどの総合格闘技に出たら」
という言葉一発で終わってしまいます。ですから、
武術詐欺そのものはほとんどなくなったんですが、あえてどことは
言いませんが、整体やマッサージなどに転身して生き残っている
ものもあります。では、今回はこのへんで。

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