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殺人鬼から生きのびる

2019.10.17 (Thu)
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タイトルなし

今回はこういうお題でいきます。どういう意味かというと、
あなたが、例えば『13日の金曜日』など、連続殺人鬼ものの映画の
登場人物だったとして、どうすれば最後まで生きのびることができるか
ということです。ホラー映画には一定の法則がありますので、
それを逆手に取ることができれば、なんとかなるかもしれません。

その1、これはよく言われることですが、
「絶対に一人にならないこと」です。また、カップルだけというのも、
じつに危険なシチュエーションです。こういう映画で、まず最初に殺されるのは、
エッチをしようとして、2人だけで仲間から離れたカップルです。

そういう場合、最初に男のほうが殺られ、次が女というケースが
ほとんどなんですね。しかも男のほうは、殺人鬼の存在に気がついてさえ
いない場合が多い。これはどうしてかというと、
映画を作る側が、最初のうちは殺人鬼の姿を見せたくないからです。

どんどん強力になるジェイソン


よくあるパターンとして、バンガローかなんかにしけこんだカップルの、
男がドアを閉めようとしたときに、急に外から手を引っぱられ、
額に斧の一撃を受けます。このとき、殺人鬼の姿はわざと映さず、
振り下ろされる斧と、恐怖に目を見開いた男の顔のアップというのが定番です。

女のほうはベッドで男を待ってるわけですが、
一歩一歩女のほうに近づいてくる足と、血が滴ってる斧が映されます。
まだ殺人鬼の上半身は見えません。で、女が「ねえ、早く」とか言って、
そっちを見た瞬間、「ギャー」と言う悲鳴が上がります。
どっかで見た記憶のあるシーンですよね。

アメリカは、何事にもフリーだと思われるかもしれませんが、
意外にそうでもなく、宗教的な価値観から、いきなりエッチが始まるような
映画は不道徳だと考える人もそれなりにいます。それにどうせ、
映画のR指定(15歳以上とか)の関係で、なかなかエッチは成功しません。

あとそうですね、これはホラー映画だけじゃなくミステリでも言えることですが、
鍵がかかるからといって、一人ひとりが別々の部屋に入るのはマズい。
もしそういう提案があったら、全員が一ヶ所に固まって、
交代で見張りしながら寝るように言い張ってください。

最初の頃のジェイソンはホッケーマスクではありませんでした
タイトルなし

その2、「品行方正にしていましょう」これはどういうことかというと、
マリファナなんかを吸ってる人物は、最初のほうで殺られちゃうからです。
観客に、「こいつは社会にとって必要のない人間だ」と思われては
いけません。殺人鬼は審判の笛みたいなもので、ファールするやつは、
すぐにこの世から退場させられてしまいます。

その3、「なるべく部屋の真ん中にいましょう」
そういう映画では、ドアはもちろんですが、窓もたいへん危険です。
B級ホラー映画には「おどかし」がつきものですので、
いきなり窓が割れて手が伸びてくるというのも定番の手法です。

その4、「列の最後にならないようにしましょう」
列の最後を歩いていた人物がいつの間にか姿が見えなくなって、
「あれ、○○はどうした?」という場面も目にされたことがあると思います。
じゃあ、真ん中へんを歩いてればいいかというと、これがなかなか難しい。
階段を登るシーンなんかがそうですね。

水中に長期間いても平気


ギシギシきしむ古い木の階段を、主人公が最初に登っていく。
ああ、大丈夫そうだと思って続くと、いきなりステップの底が抜けて
宙ぶらりんになり、下にはチェンソーを持った殺人鬼がいて、
仲間に引っぱり上げられたときには、あなたの下半身はなくなっています。
ですから、状況をよく見極めて行動することが大切です。

その5、「殺人鬼の存在を信じましょう」この手の映画では、
登場人物の中に「そんなのいるわけないだろ、バカバカしい」と、
殺人鬼の存在をなかなか信じないキャラがいるんですが、だいたい3番目
くらいに、たっぷり殺人鬼の恐怖を味わった無残な殺され方をします。

その6、「自分から主人公になりにいきましょう」
これは意味がわかりますかねえ。みなさんはたぶん日本人ですから、
アメリカ映画ではどうしても脇役キャラにされてしまいます。
多民族のアメリカでは、グループが出てくる場合、社会的な配慮で、
必ずその中に黒人や東洋系が混じっています。

素顔のジェイソン
タイトルなし

で、けっこう最後のほうまで生きのびますが、最終的には殺られてしまうんです。
そのままでは、生き残るのは白人キャラになってしまいます。
そこで、リーダーとして積極的に行動し、主役の座を奪ってしまわなくては
なりません。最近は、定番の法則をわざと崩し、観客の予想を裏切る形の
映画が増えてきてるので、できないことはないでしょう。

その7、「派手に殺人鬼を倒そう」この手の映画の殺人鬼は、たいてい不死身です。
銃で撃たれた程度じゃまったくひるみません。映画のクライマックスは、
派手じゃないと盛り上がらないからですね。たんにその場から逃げるだけでは
ダメなんです。ですから、殺人鬼が燃え上がって爆発するとか、
冷凍されて粉々になるとか、そういう倒し方を必死になって考えましょう。

さてさて、ということで、今回はB級ホラー映画のお話でした。
こういう低予算映画を見る楽しみの一つは、制約がある中でどんな工夫をしてるか
ということです。キラリと光る演出をしてる監督は、後々メジャーになる
ケースが多いんですね。では、今回はこのへんで。

タイトルなしdd




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