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巨人の骨と陰謀論

2019.10.26 (Sat)
アーカイブ174 

今回はオカルト論です。さて、どっから書いていきましょうかね。
まず、「 巨人 骨 」で検索すると、下のような画像がたくさん出てきます。
みなさん、これどう思われますでしょうか? ほとんどの方は、
「嘘くさい」 「作りものだろう」と考えられるんじゃないでしょうか。

世界で発見される巨人の骨
名称未設定 4

まあ、そうですよね。こんな発見があったら、世界が大騒ぎになってるはずです。
ほとんどのものがフェイクなのは間違いないでしょう。
では、なぜ、こういう画像が出てくるのか? 
一つには、技術的に作りやすいからということがあると思います。

画像加工をやったことがある方ならわかると思いますが、
背景が土や砂になってる場合は、たいへん加工が楽なんです。
建物などの人工物である場合に比べて、
土はいろんな大きさのものが混ざってますし、
粒子が荒く、加工してもあまり不自然さが感じられないんですね。

さて、では、これらの中に「ホンモノ」はまったくないのでしょうか?
もし、ホンモノがあったとして、それらはどこにいってしまったのでしょうか?
当然、そういう疑問があるはずですが、ここで出てくるのが、
「陰謀論」なんです。次の例で考えてみましょう。

下の画像は、2008年6月14日の、岩手・宮城内陸地震で、
一ノ関の崩れた崖をテレビが報道したものとされます。
なんと、崖の部分に巨人らしい人骨が写っています。ところが、同じ映像が
次に放映されたときには、巨人の骨はきれいさっぱりなくなっていました。

加工前→加工後??


で、このことに関して、次のような噂が流されました。
「しばらくして、巨人の骨が露出した崖には広範囲にブルーシートがかけられ、
秘密裏に工事が行われて、巨人の骨は回収されたらしい。
関係者に対しては強い口止めがなされた。また、ニュース画像からも
巨人の骨は消されてしまった・・・」

まあ、常識的に考えれば、巨人の骨のある画像のほうが加工なんだろうと
いうことでしょうが、それはおいといて、巨人の骨がホンモノだったとして、
その存在を隠すように、すべての報道機関に働きかけることのできる
強い権力は、日本政府としか考えにくいですよね。
では、なぜ、日本政府は巨人の存在を隠さねばならないのか?

さて、「陰謀論 conspiracy theory」は、オカルトのジャンルの一つで、
強い権力をもつ者が、宗教的・政治的・経済的動機をもって結託し、
一定の意図を持って、一般人の見えないところで事象を操作し、
または真実を衆目に触れないよう伏せている、とする主張や指摘である

とWikiには出てきます。じゃあ、権力者にとって、
どうして巨人の骨の存在はマズイのか?

普通に考えれば、巨人が古代の地球に住んでいたとなれば、
世紀の大発見になります。その学問的価値はもとより、経済的な価値もけっして
小さくはないはずです。例えば、ティラノサウルスの全身骨格標本は
10億円以上の値がつきますし、オークションに出れば、
世界中の博物館が争って競り落とします。高額で買い取っても、
それに見合う以上の入場者収入が見込めるからでしょう。

ティラノサウルス・レックスの全身骨格標本


この手の陰謀論というのは、たいがいこの「なぜ隠すのか」という理由が弱いんです。
ある人は、「巨人がかつて地球上にいたとなれば、欧米を宗教的に支配している
キリスト教的な世界観と合わないから」などと言います。
しかし、聖書には巨人が出てきますよね。

『旧約聖書』の「創世記」にはネフィリム(Nephilim)という巨人が記されていて、
名前の意味は「(天から)落ちてきた者たち」ということのようです。
神が世界を創造し、地上に人が増え始め、娘たちが生まれると、
神の子らは人の娘たちが美しいのを見て、おのおの選んだ者を妻にした。
こうして神の子らと人間の娘たちの間に生まれたのがネフィリムであった・・・

ですから、巨人が存在するとなれば、聖書の記述が正しいとする
証明になるはずなのに、なんで隠してしまうんでしょうか? 
そのあたりがちょっと解せないです。また逆に、「進化論を支持する科学者たちが
巨人の存在を隠している」なんて話もあります。しかしそれだと、
近代科学の証拠主義に反しますし、だいたい、世界の古生物学者や地質学者が、
そんな権力を持っているとも思えません。

さてさて、ここまで説明してきたのは、
「どうして陰謀論ができるのか?」ということの、一つの例です。
① 常識ではありえないものが発見される → 
② ところがその発見が世界に広まらない → 
③ その存在がマズイので隠そうとする勢力がいる という図式になってるんです。

これは何も巨人にかぎったことではなく、UFO関係や、超発明などにも適用されます。
「ほんとうは反重力エネルギーは開発されているが、世界の石油資本が、
その公開のジャマをしているのだ」みたいな感じです。
このことを逆手にとってギャグにしたのが、映画の『メン・イン・ブラック』シリーズ。
アメリカ政府には、宇宙人問題を秘密裏に処理する機関があるというわけです。

でも、そもそもの前提である①がフェイクなんじゃないの、
という場合がほとんどなんですよね。そして、そのことを糊塗するために
さらに陰謀論が生まれる。ですから、オカルト関係の記事は、上記のようなことに
注意して読むと格段に面白くなります。ということで、今回はこのへんで。

ネフィリム




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