幽霊について1

2013.12.30 (Mon)
幽霊はいるか、いないかの議論はさておいて、
私たちが概念として持っている幽霊について少し考えてみたいと思います。
ただ、考えても何か結論が出るとは期待しないでくださいw
まず、幽霊は物質であるかどうか。物質の定義は難しいですが、
自然科学的には「質量があるもの」と考えていいのではないかと思います。
そこでこんな議論があります。もし幽霊が物質でないならば、
猛スピードで動いている地球の自転や公転、
あるいは銀河全体の運動についてこれずにどこかにすっ飛んでいってしまうはずだ・・・
(実際はすっ飛んでいるのは地球ですが)

バカバカしいようですが、これ自体は理論的に間違ってはいない気がします。
私たちは質量があるため、重力の影響を受けて、
地球上の今いる一点にとどまっていることができるわけで、
それと同じことは幽霊についても言えると思います。
もちろん、幽霊を自然科学的に論ずることは無意味だという議論があるのも
承知していますが、一つの思考実験としての話です。
では、幽霊は質量がある物質なのでしょうか。
物質であるとしても、ある程度の比重がなければ、
ヘリウム風船のように上方に漂い去ってしまうのではないでしょうか。

ここで面白い実験結果があります。
アメリカの医師であるダンカン・マクドゥーガルは1907年、
6人の患者と15匹の犬を使って死ぬ時の体重の変化を記録しようと試みました。
その結果、人間は死の際に呼気に含まれる水分や汗の蒸発とは異なる、
何らかの重量を失うが、犬ではそういった重量の減少が起こらなかったと報告し、
これはニューヨーク・タイムズにも掲載されたそうです。
人間の場合、生前と死後の重量の減少は約30gであったとされています。
これは魂の重さなのでしょうか。魂は質量をもつ物質なのでしょうか。
(ちなみに犬は魂を持たないのでしょうか)

しかし、この実験結果にはさまざまな批判があります。
まず実験の厳密性に疑問がつきます。
実験の行われた時代を考えれば、インチキをしたわけではなくても、
はっきり有意な結果と言えるほどの厳密性が実験にあったかという疑問で、
そんなの誤差じゃないのかということです。

さらに当時の死というものに対する認識の問題もあります。
時代的には心臓停止をもって死としていたと考えられますが、
それが果たして真の死の瞬間であるのかという疑問です。
当時は、現在の脳死判定に出てくるような、
さまざまな死についての議論は当然なかったわけです。これらのことから、
「実験の科学的な信憑性は認められていない」とWikiには記載されていますね。

余談ですが、この実験で1人目の患者を測定した結果である21gという数字を元に、
『21グラム』というアメリカ映画が作られています。
内容はオカルトではなく、魂=命の重さを問うかなり真面目なものでした。
さて、長くなってきたのでここらで切りますが、
幽霊が存在すると仮定して、物質である場合、ない場合について、
シリーズで書いてみたいと思います。混迷の度合いが深まるだけのような気もしますが・・・

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『体外離脱』イメージ





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