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数学のオカルト

2019.11.14 (Thu)
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今回はこういうお題でいきますが、なんか書く前から散漫な
内容になるんじゃないかという予感がしますね。
スルーされたほうがいいかもしれません。さて、みなさんは、
学生時代に数学はお好きだったでしょうか。

中には、散々に苦しめられた、もう数式なんか見たくない、
と思われてる方もいるかもしれません。学研社のアンケートによれば、
中学生の好きな教科の1位が数学、また、嫌いな教科の1位も数学
なんです。つまり、人によって好き嫌いがはっきりと分かれる。

中学生に対する学研社の調査
キャプチャ

自分は大学では歴史学(考古学)を専攻しましたので、いちおう
文系ですが、考古学は地質の知識は必須ですし、発掘時には
測量もします。遺物の保存には窒素や樹脂などの化学薬品を使い、
文系の中ではかなり理系に近い分野だと思ってます。

うーん、国語よりは好きだった気がします。国語は、例えば、
「このときの登場人物の気持ちに最も近いのは1~4のどれでしょう」
みたいな問題で、答えに納得できないことがありました。
それに対し、数学だと自分がわからない問題でも、
解答の解説を見れば納得するしかないですよね。

イシャンゴの骨
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さて、まずは数学の歴史ですが、人類はいつから数の概念を持ったのか?
いつから計算ができるようになったか? この手のことを論じてると、
それだけで本項が終わってしまいそうです。
一つだけご紹介すると、「イシャンゴの骨」というのはご存知でしょうか。
1960年にアフリカ・コンゴで発見された骨角器で、

炭素年代により約2万年前のものと見られています。
全長にわたって、大小さまざまの刻み目が3列に並行してついていて、
明らかに人為的なものです。これが何か、さまざまな議論が
なされたんですが、現在では、古代エジプトのかけ算という説が
有力視されています。数学はじつに古くから存在したんですね。

ピタゴラス 資料が残ってないため、肖像や彫像はすべて想像図
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古代ギリシアで数学は飛躍的に発展しました。ただし、このころはまだ、
数学は宗教というか神秘学と深く結びついていたんです。
ピタゴラスの定理で有名なかのピタゴラスは、数を万物の根源元素
(アルケー)と考えていました。過去記事に書きましたが、
彼は自身の教団をつくり、信者には私有財産をすべて寄付させます。

そして集団生活を送りながら、数の秘密をさぐる。秘密厳守の掟があり、
破ったものは船から突き落として殺されたと言われます。また、
ピタゴラスは、数はすべて整数とその比(つまり分数)で表すことが
できるとしていましたが、あるとき弟子の一人が分数にできない数(無理数)
を発見してしまい、秘密を守るため、その弟子も殺された・・・

まあ、このあたりのことは伝説ですので、実際の話かはわかりません。
ピタゴラスの研究分野は「数秘術」と言われていますが、
その内容は、ピタゴラスが市民らによって殺され、教団が壊滅したときに、
すべて失われたとみられています。ですから、現在、数秘術を名のって
いるものは、かなり怪しいと考えたほうがいいでしょう。

かなり怪しい人物だったアイザック・ニュートン
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あとはそうですね、17世紀に活躍した有名なアイザック・ニュートン。
科学者としては万有引力の発見、数学者としては微積分法の発見など、
すばらしい業績を残していますが、ニュートンはまた、
錬金術も深く研究していました。その時代にあって、
まだ、科学とオカルトは未分化だったんですね。

特に力を注いだのが、聖書の暗号(バイブル・コード)の研究。
聖書には未来予言が隠されていると信じ、さまざまな数式をあてはめて
ひっちゃきに分析していたようです。その結果、世界は少なくとも
2060年までは滅びないという結論を出していますが、いくらニュートンが
天才といっても、さすがにこれは眉唾な話だろうと思います。

マクスウェルの電磁方程式


さて、数学は人間にとってきわめて重要な学問で、人類の発展の
原動力になったのは間違いありません。蒸気機関が発明され、
産業革命が起こりましたが、その力はすべて数式を立てて計算する
ことができました(熱力学)。電磁気についても同じで(電磁気学)、
数学を基礎としてさまざまな形で生活の役に立っています。

これは逆に言えば、数式を立てるのが難しい分野では、
なかなかめざましい進展が見られないんですね。例えば、生理学、
気象予報、地震予知などです。1980年代ころから複雑系という
概念が現れ、カオス理論などが研究されるようになりました。

カオス理論のローレンツモデル
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いわゆる、「北京で蝶が羽ばたくとニューヨークで嵐が起こる」
というやつですが、その現象にかかわる諸要素があまりに複雑すぎて、
数式を立てるのが難しい。そういうのは人類は苦手なんです。
さて、ここで少し話を変えて、癌の治療について。

現在の癌に対する3大療法は、外科手術、放射線治療、化学療法(抗癌剤)、
とされており、それにつぐ第4の治療法が免疫療法なのではないかと
言われます。ただこれ、自分は怪しいと思うんですよね。免疫機構は
複雑系の最たるもので、現代医学は、自己免疫疾患である
花粉症やアトピーにはお手上げの状態です。

AI画像診断
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むしろ検診のほうに光明がある気がします。PETやMRIなどの画像診断機器は
今後ますます改善されるでしょうし、それにAI診断を組み合わせれば、
癌がごく小さい数ミリのうちに発見・特定できるようになるんじゃないかな。
あとは物理的な手段で除去すればいい。数学と相性のいい機械工学の
面から攻めるのがいいんじゃないかと思ってます。

さてさて、やはりわけのわからない話になってしまいました。
数学は快感がありますよね。難しい問題を考えてる途中で解決の光明が
見えたとき、あるいはすべて解き終わったとき、えもいわれぬ
快感がやってきます。これがあるから、数学好きの子どもも
それなりに多いんじゃないでしょうか。では、今回はこのへんで。

関連記事 『ピタゴラスと数秘術』

数学仮面マテマティコ
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