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学校のオカルト

2019.11.24 (Sun)
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今回はこういうお題でいきます。自分はあまり学校を舞台にした
怪談は書いてないんですよね。数えるほどしかありません。
この理由はいろいろあるんですが、一番大きいのは、
やはり話の内容がステロタイプになりやすいということです。

みなさんも読まれたことがあると思いますが、まず出てくるのが
音楽室ですよね。誰も人がいないのにポロンとなるピアノ。
壁に飾られているバッハやベートーベンの肖像の目が動くとか。
それと理科室ですか。展示されている人体模型とか骨格標本が
動き回る・・・しかし、今それをやると、「なんだよ」と言われそうです。

あと、学校は夜に閉まっちゃいますよね。特に小学校の場合、
6時ころを過ぎれば生徒は校内にいなくなります。
夜を舞台にできないので、怪談としてはいろいろ制約があるんです。
よくあるのが、忘れ物を取りに行ってというシチュエーションですが、

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今はどこの学校も夜間警備保障システムになってて、中に入れません。
昔は宿直の先生が泊まり込んでいて、その先生が怪異を体験するなんて
話もありました。あと、これは戦前などの古い時代になりますが、
学校に付属していた寄宿舎での怪談。昔は死病だった結核が
からんだものが定番になっていたようです。

夜中に起きてトイレに行くと、血を滴らせながら何か食っている人が
いるのが薄暗い電球の明かりで見える。
そっと逃げ帰って布団にもぐり込むと、その人物がやってきて、
並んで寝ている生徒一人ひとりの顔を「お前か、お前か」と言いながら
のぞき込んでくる。やがてそいつは自分のところに来て・・・

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というようなやつです。自分はこの話、祖父から聞いたので、
だいぶ古いものなんだと思います。まあ、その時代は戦争や病気など、
死が今よりも身近なものだったでしょうからねえ。「お前か、お前か」
のパターンは、トイレの個室に変わって今もあるかな。

学校のトイレといえば、「トイレの花子さん」や「青い紙、赤い紙」
なんかの都市伝説があります。この前、排泄のオカルトという記事を
書いたのでくり返しませんが、後者は、トイレで「青い紙がいいか、
赤い紙がいいか」と聞かれ、赤と答えると全身から血が噴き出す。
青だと体中の血を抜かれるといった内容です。

この元になってるかもしれないのが「赤い半纏」の話で、
かなり古くまでたどれます。トイレのある個室に入ると「赤い半纏
着せましょか?」という歌が聞こえ、断るとなんでもないが、
「着せて」というと血まみれになって死んでしまう。
稲川淳二師匠の怪談にもあったはずです。

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あとはそうですね、「学校の七不思議」の一つとして、校庭に立ってる
二宮金次郎の像が夜中に動くとか、数えるたびに段数が変わる
階段があるとか。運動会の2人3脚で転ぶと、運動会に出られずに
亡くなった子の呪いがかかって、悪いことが起きる・・・

学校の怪談というと、イジメがからんだものも多いんですが、
これ、怖い話というより嫌な話になりやすいので、
自分はあんまり書かないですね。実際、イジメはどんどんエスカレート
していくので、あの大津の中学校の事件とか、
創作よりも実話のほうがキツかったりします。

さて、アメリカの、子どもが主人公になったホラー映画では、
最初に学校のシーンが出てくるものがいくつか思い浮かびます。
学校では人間関係があり、その主人公がどういう性格で
どういう立場なのかを、観客に説明しやすいんです。

『チャイルド・プレイ2』
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チャッキー人形が出てくる『チャイルド・プレイ2』だったかな。
主人公の少年は転校してきたばかりで、ホームルームの年配の
女教師にイジメのターゲットにされるんですね。その女教師は、
学校に持ち込まれたチャッキー人形によって殺されてしまいますが、
このときだけはチャッキーが正義の味方に見えました。

小中学校で起きるホラーは、どうしても内容が子ども向けに
なりやすいですが、最近リメイクされたダリオ・アルジェント監督の
『サスペリア』では、伝統あるドイツの全寮制のバレエ学校が舞台でした。
ネタバレになりますが、じつはその学校は魔女の巣窟で、主人公の
ジェシカ・ハーパーが果敢に立ち向かいます。

『サスペリア』(オリジナル)
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あと、高校や大学まで含めれば、学校に関係したホラー映画は、
『キャリー』 『スクリーム』 『ラストサマー』 『パラサイト』とか
いろいろあります。登場人物が集まってることが多いので、
連続殺人鬼ものには都合がいいかもしれません。

さてさて、ということで学校のオカルトについてみてきました。
記事には書きませんでしたが、自分からみれば「試験」というのが
一番の恐怖でした。みなさんの中にも、今でも夢に見るという方も
おられるかもしれません。では、今回はこのへんで。

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コメント
 高橋葉介の漫画『学校怪談』(間に「の」は入りません)が好きでした。中盤からのライトな雰囲気とは対照的に、連載初期のオムニバス形式がオリジナリティ溢れていて本当に怖かった。こちらの作風に近い、理不尽系・ナンセンス系の怪異もちらほら。ご存知かも知れませんが、同作者の代表作『夢幻紳士』もお勧めです。
| 2019.11.28 01:44 | 編集
コメントありがとうございます
学校の怪談もやり方しだいでは怖くなるんですが
キャラをつくらないと難しいんですよね
主人公とその友人たちみたいな感じで
自分には続きものはちょっと無理なので・・・
bigbossman | 2019.11.28 04:59 | 編集
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