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箱のオカルト

2019.12.03 (Tue)
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今回はこういうお題でいきます。ところで、当ブログでは
「◯◯のオカルト」という記事をかなりの数 書いてますが、
この目的は、いかにオカルトが日常の隅々にまで入り込んでいるかを
明らかにしたいためです。オカルトは人類発祥のときからあり、
長い歴史を経て、もはや意識されないレベルで存在してるんです。

さて、箱ですが、2ちゃんねる(現5ちゃんねる)掲示板の
オカルト板にも「コトリバコ」という話があり、殿堂入り作品と
されています。その他にも、箱にかかわる怖い話はいろいろあり、
じつは自分も何話か書いてるんです。

では、箱はどうして怖いんでしょうか。自分は大きく2つの理由が
あるかと思います。1つ目は「未知の恐怖」。中身が見えないから
箱なわけで、中に何が入ってるかはわからない。
もう一つは、「箱を開ける」という行為が、何らかの封印を解く
ことにつながってしまうためだと思います。

映画『コトリバコ』
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現在、ネット通販が大隆盛しており、買い物はネットでしかしない
なんて人もいます。自分もよく利用してますが、実物を手にとって
見ることができないかわり、何軒ものショップを回って、
値段や特典サービスなどを比較することができます。一人暮らしの
お年寄りも増えてますし、買い物に行く時間のない人には

ありがたいことですが、現在ほど、全国津々浦々、大量の箱が
やりとりされている時代はなかったろうと思います。
中には、爆弾や生物兵器の入ってるものもあるかもしれません。
さて、箱に関するオカルトですが、まず「びっくり箱」という
のがありますよね。プレゼントと思って箱を開けると、

毎日、大量の箱が流通しています
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バネじかけなどで、何か怖いものが飛び出してくる。
びっくり箱は、英語では「Jack in the box」と言います。英語で、
Jack は「誰でもない人、某」みたいな意味で使われたりしますが、
Jack in the box の語源としては、14世紀の英国の聖職者、
ジョン・ショーンir から来ているという説があります。

民間伝承によると、彼はかつてバッキンガムシャーのある村が
悪魔に悩まされていたため、悪罵払いを行って悪魔をブーツに
投げ込んだということです。まさに封印なんですね。
ですから、ここでのJackは 悪魔という意味なんです。

で、おそらくここから派生したんだと思いますが、イギリスの
古い都市伝説に「バネ足ジャック Spring heeled Jack」という
のがあります。19世紀中盤のイギリスに現れ、銀色の衣装に
身を包み、消防士と偽って、出てきた相手に炎を吹きかけたり、
ナイフで刺したりして逃走したとされます。

バネ足ジャック
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警官が後を追いかけたところ、数mも飛び上がって逃げたために
この名前がつきました。ただし、具体的な被害というのはほとんどなく、
強姦されたと訴え出た少女が一人いただけです。この正体については
いろいろな説が出されていますが、手品師によるたんなる悪ふざけ説
というのが最もありえそうです。

この騒ぎが起きてから数十年後、実際の犯罪である
「切り裂きジャック Jack the Ripper」事件が起きます。
女性を対象にした連続殺人で、被害者は最大13人と推定され、
犯人について、高位の貴族、聖職者、高名な医者などが候補に
上がっています。いつか当ブログでも取り上げるつもりです。

Jack in the box自体は、15世紀のドイツで、上記したジョン・ショーンir
の逸話をもとに、クラウスという名の靴職人制作したのが
初めとされています。クラウスは、ハンドルを回すと悪魔が飛び出す
木製の箱を作って自分の息子の誕生日プレゼントとして与え、
それを見た貴族たちがこぞって注文して広まったということです。

初期のものに近いハンドル式の「Jack in the box」
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さて、ではもし、びっくり箱を開けた人が心臓麻痺を起こして
死んでしまった場合、送り主は罪になるんでしょうか。
これはなかなか難しいですね。日本の殺人罪は故意罪です。つまり、
相手を殺そうという明確な意志がなければ殺人罪にはなりません。
では、相手が心臓に持病があることを知っていて、わざとびっくり箱を

送って殺そうとした。あるいは物陰に隠れててワッ!とやった。
これも、相手が必ず死ぬとはかぎらないので、殺人罪に問えるかどうかは
難しいです。ただ、相手が重度の心臓病であることを知っており、
殺意を持っておどかし、亡くなった場合、適用の可能性はあります。
あとまあ、刑事とは別に民事で損害賠償裁判も起きるでしょうね。

さて、オカルト作品で箱をあつかったものはいろいろありますが、
やはり1987年の映画、『ヘル・レイザー』をあげなくてはなりません。
ある人物が、開けると究極の快楽を味わうことができるという
パズルボックスを手に入れ、行方不明になってしまいます。

西洋のパズルボックス
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その後、その家に越してきた人たちがパズルボックスをたまたま
開けてしまい、すると中から4人の魔道士が出てきて、
「あなたも究極の痛みの快楽の世界へどうぞ、さあ、さあ!」と
信じられないような過激な拷問をされてしまうんですね。監督は原作を
書いたホラー小説家のクライブ・パーカーで、シリーズ化されています。

さてさて、パズルボックスは持ち主しか開け方を知らず、中には宝石類や
秘密の手紙などを入れておくんですが、日本にも同様の目的の
ものとして、箱根細工というのがあります。箱を開けることは、
他人の秘密をのぞくことでもあるわけです。では、今回はこのへんで。

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