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竹のオカルト

2019.12.06 (Fri)
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今回はこういうお題でいきます。うーん、はたして竹で最後まで
話が続くんでしょうか。いまいち自信がありませんが、
始めてしまいました。たぶんあんまりおもしろい内容にはならない
と思うので、スルーされたほうがいいかもしれません。

笹竹という言葉がありますが、Wikiを見ると笹と竹は
区別されているようで、幹が成長するとその部分の葉が落ちるのが竹、
全体が枯れるまで葉が落ちないものを笹とすると出てきています。
へえ、これは知りませんでした。うちの実家は茨木で裏に竹やぶが
ありますが、あれは葉が落ちるので竹でいいみたいです。

さて、竹は古来から清浄な植物とされ、魔除けの効果を持つと
言われてきました。理由は2つあって、まず常緑であること。
それと、天に向かってまっすぐに伸びること。このため、
榊とともに神道の儀式に使われることが多いんですね。
門松に使われているのはご存知でしょう。

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真ん中に竹を3本立て、「そぎ」と言って、鋭い切り口を正面に
向けますが、これ、徳川家康が始めたという説があります。
徳川家康の生涯、唯一の敗北として知られる「三方ヶ原の戦い」の後、
武田信玄への復讐を誓って「次は斬るぞ」という意味を込めて正月に
立てられたんだそうです。本当なんでしょうか、眉唾な気がします。

あと、神道では結界に竹が使われます。ある場所を結界として清める
ときには、四隅に竹を立て、注連縄をはり巡らして紙垂(しで)を
下げます。このときに使われる竹は「斎竹(いみだけ)」と言い、
地鎮祭などで行われているのを見かけた方もおられるでしょう。

「斎竹(いみだけ)」
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さて、竹のオカルトというと、まず一番に出てくるのは
「八幡(やわた)の藪知らず」でしょうか。千葉県市川市八幡にある
森の通称で、古くから「禁足地」とされており、「足を踏み入れると
二度と出てこられなくなる」という伝承が残っています。

植生は竹だけではないものの、竹の巨木もたくさんあります。
自分も何度か前を通ったことがありますが、鬱蒼として中の様子が
よく見えません。でも、地図上で見ると森は20m四方くらいの
せまい面積で、迷うようには思えません。
竹林には、神隠し伝説がつきものです。

「八幡(やわた)の藪知らず」
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子どもが迷い込むと、いつの間にか姿が見えなくなっている。
有名なのが2005年に起きた「たけのこ掘り行方不明事件」です。
実際の事件なので詳述はしませんが、香川県で、当時5歳だった
少女が、母親、小学3年生の姉と一緒にたけのこ掘りへ出かけ、
一人で「もう一本とってくる」と竹林に入ったまま

戻ってこなかったものです。警察の捜索で、竹林の中にある池に
落ちたのではないかとされ、池の水を完全に抜いても遺体は
見つかりませんでした。また、捜索に動員した警察犬4匹が同じ場所で
いっせいに動きをとめたため、誘拐の可能性も指摘されています。
現在、この竹林はフェンスで囲まれ、立入禁止になっているそうです。

「たけのこ掘り行方不明事件」
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さて、あとはそうですね。これは以前に「花火のオカルト」という
記事でも書いたんですが、中国で慶事のときに鳴らされる爆竹。
現在は火薬を使っていますが、もともとは竹で、節の間につまった
空気が熱で膨張して破裂し、音が出るというものでした。

中国の西方の山奥に、人間の姿をした一本足の怪物「山魈 さんしょう」
が棲んでおり、出会った人間は高熱を発し苦しみながら死んでいくと
考えられました。山魈は春になると山から降りてきます。
ある農民が竹を火にくべて暖をとっているところへ山魈が来ましたが、

爆竹、獅子舞などのルーツ


たまたま火にあぶられた竹が爆ぜ、山魈は逃げていった。
これが中国の春節で爆竹を鳴らす由来なんだそうです。この話が
もとになって、獅子舞ができたとも言われますし、日本の妖怪、
「覚 さとり」の話も、この中国の古話がルーツだと考えられています。

さて、植物にはそれぞれ似合う動物がいます。花札の「鹿と紅葉」
「猪と牡丹」などがそうですが、竹とペアになる動物には、
虎と雀があります。ただ、虎は日本にはいませんので中国の話ですね。
縦にまっすぐ生えている竹と、虎の縞が絵になるのかもしれません。

「覚の化け物の話」
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雀のほうは、「竹に雀は品よくとまる とめてとまらぬ色の道」
などと唄にもなっていますが、日本の民話「舌切り雀」で、
雀のお宿は山の竹林の中にあります。そこで大きいつづらを
お土産にもらった意地悪ばあさんは、中から出てきたさまざまな
妖怪に食べられてしまうんです。

さてさて、ということでけっこう書くことがありました。
ここではふれませんでしたが、七夕も笹竹にかかわる行事ですし、
古来から竹は身近なものだったんです。この調子なら松や梅でも
記事が書けそうです。では、今回はこのへんで。

大きいつづらから出てきた化け物に襲われる欲深ばあさん
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