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アナベルとウォーレン夫妻

2020.02.28 (Fri)
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映画のアナベル人形

今回はこういうお題でいきます。純オカルトな内容です。
ホラー映画好きの方ならご存知だと思いますが、アナベルとは、
2014年のアメリカ映画『アナベル 死霊館の人形』に
登場する呪いの人形です。この映画は「死霊館シリーズ」という
連作の中の一つで、全部で7,8作くらい出てたと思います。

で、このアナベル、アメリカでは有名な超常現象研究家、
ウォーレン夫妻が取り扱ったオカルト事件に関連した
コレクションの一つで、米国コネチカット州にある
ウォーレン・オカルト博物館に収められており、

自分はここ、行ったことがあるんですが、この人形は、
ガラスケースの中に悪魔のタロットカードとともに入っていて、
前に行くとライトがつき、賛美歌のような音楽が鳴る
仕掛けになっていました。でも、後で述べますが、
本物は映画に出てくる人形とはまったく違ったものです。

ウォーレン夫妻
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さて、ウォーレン夫妻は1970年代を中心に活躍し、
英米の高名な霊障事件、エンフィールド事件、
アミティビル事件、ペロン一家事件(最初に映画になった
2013年の『死霊館』の事件)などに関わったとされます。

エンフィールド事件は有名ですよね。1977年、イギリス、
ミドルセックス州のエンフィールドで起きたポルターガイストに
関する事件なんですが、詳しく書いているとそれだけで
終わってしまうので、今回は割愛させてください。

ウォーレン・オカルト博物館
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ウォーレン夫妻はアメリカでは知らない人がいないくらいの
有名人だったんですが、日本への紹介は遅れました。
まあ、そういうケースはけっこうあります。映画のシリーズが
始まった2013年には、夫のエド・ウォーレンはすでに
亡くなっていました。(2006年 79歳没)

また、妻のロレイン・ウォーレンも、昨年2019年の4月に
92歳で亡くなっています。この夫妻の活動が特異だったのは、
夫婦で分業して超常現象の解決にあたっていたことで、
夫のエドは悪魔関係、妻のロレインは心霊(スピリチュアル)を
担当していました。これ、珍しいことなんです。

オカルト博物館の展示物 日本の姫だるまもあります
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当ブログで何度も書いているように、悪魔と心霊は相容れない
概念です。悪魔はキリスト教の神の対抗者、それに対し、
霊媒師はキリスト教の影響がダーウインの進化論によって衰えた
ことで出てきた心霊主義の産物です。このあたりのことは
日本人にはよくわからないんですよね。

2007年の映画『パラノーマル・アクティビティ』では、
超常現象に悩むカップルが、最初に心霊の専門家に調査を
依頼するものの、その人に「これは悪魔の仕業だから、
そっちの専門家を呼んでくれ」と依頼を断られてしまいます。

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この点、ウォーレン夫妻は、夫のエドが、カトリック教会が
唯一公認した非聖職者の悪魔研究家、妻のロレインは
透視や霊視を行う霊媒師(ミディアム)ということで、
どんなタイプの事件にも対応することができたんです。

さて、本物のアナベルは下の画像です。ずいぶん映画とは違いますね。
映画のアナベルが木製のアンティーク関節人形なのに対し、
これは布製で髪が毛糸です。かわいいと言えばかわいいですが、
なんかもっさりした感じがします。自分もよくはわからないですが、
これ、ラガディアン人形と言って、

実際のアナベル
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ジョニー・グルエル原作の絵本のシリーズに登場するキャラクターを
抱き人形にしたもので、アメリカではポピュラーです。
アンとアンディの姉弟が人形化されていて、これは姉の
ラガディ・アンです。ですから、映画とは違って、同じものが
他にもたくさんあるんです。

さて、ウォーレン夫妻がかかわった実際の事件は、1970年。              
大学生のドナという女性が、誕生日に母親からヴィンテージの
ラガディ・アン人形をプレゼントされます。当時、ドナは
アンジーというルームメイトと小さなアパートに住んでおり、
その部屋には男友達のルーもよく訪れていました。

そこで超常現象が起きます。まず人形の置き場所が勝手に移動する。
なぜか昔の羊皮紙に書かれたメッセージが部屋の中に現れる。
3人が霊媒師のところに相談に行くと、人形には7歳で死んだ
アナベル・ヒギンズという少女の霊がとり憑いていると言われます。
その少女に同情したドナは、人形を処分しないことにします。

ラガディアン人形 やはりあんまりかわいい感じではないですね
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ところが、超常現象はさらにエスカレートし、ルーは毎晩、
人形がベッドに這い上がってきて首を絞める夢を見るようになり、
ついには胸に7つの爪痕をつけられることになります。ここで
3人はウォーレン夫妻に依頼。人形には少女の霊ではなく、
じつは悪魔が入っていると判明し、エドが悪魔祓いを実行します。

さてさて、この話、もちろんウォーレン夫妻が書いた内容ですので、
どこまで本当かはわかりません。こうして人形はオカルト博物館に
持ち込まれ、鍵つきのケースに封印されます。その後、
博物館を訪れた若い男性が、警告を無視して人形のケースを叩き、
その帰りにバイクで立木に衝突し、即死したという話もありますね。
では、今回はこのへんで。

若い日のウォーレン夫妻と博物館 ブードゥー教関連のものも多い
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