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UMA学の基本その1

2020.03.30 (Mon)
合成の可能性大の漂着UMA
明らかな深海魚の合成画像

今回はこういうお題でいきます。カテゴリはUMA談義。
じつは自分はオカルトに興味を持ったきっかけがUMA(未確認生物)
だったので、この分野はたいへん好きなんですが、いかんせん
話題がありません。どこそこの海岸に不可思議な物体が流れ着き、
〇〇政府で分析中・・・ここで情報が立ち消える。

十年一日のように同じことをくり返し、知識の集積ということが
ないんです。まあ、世界的なUMAの研究機関があるわけでも
ないので、しかたないことなんですが。マスコミの姿勢もよくない
ですよね。画像を載せ、煽りのキャプションを入れてそれで終わり。
ただうさん臭さだけが積み重なっていくという。

さて、本項では、自分がこれまでに研究してきたUMA学の
基本について書いていきます。ただ、過去記事と多少かぶるところが
あるかもしれません。では、基本その1、「〇〇には見えない」を
信用してはいけない。このバリエーションとして、「〇〇に△△はない」
というのがあります。要は見た目にだまされないこと。

どういうことかは、おいおい説明していきます。下の画像を
ごらんください。これは2017年、フィリピンのディナガット・
アイランズ州の海岸に打ち上げあられた巨大な生物組織。白い毛の
固まりで、ある種の犬の顔みたいにも見えます。地元では話題騒然、
こんなのは漁師でも見たことがないと評判になりましたが・・・

vvvv (4)

フィリピンの自治体が出した結論はマッコウクジラの死体。
今は簡単にDNA分析ができますので、まず間違いはないでしょう。
毛のように見えるのは、腐敗した筋肉組織がくり返し波で洗われたため。
ぶっちゃけた話、地球上でここまで巨大な生物はクジラしかいません。

次の画像は、UMAフアンには有名なもので、1896年、アメリカ・
フロリダ州セント・オーガスティンに近いアナスタシア島の海岸に
打ち上げられたもので、後に「セント・オーガスティンモンスター」
と名づけられました。最初にこれを分析した地元医師は、
ハーバード大学に鑑定を依頼します。

vvvv (5)

動物学、頭足類の権威であったハーバードの教授が出した結論は
巨大タコ。2ヶ月後、その物体は、オクトパス・ギガンテウス
(Octopus giganteus)と命名されました。重さは5トンほどもあり、
タコの全長は30m級と推定されました。ですが、タコは寿命が短く、
そこまで大きくなれるかの疑問もありました。

その後、死骸は失われてしまいます。おそらく腐敗がひどいので
埋めたか海に還されたかしたんでしょう。ただし標本は残っていて、
1970年代に行われた分析でも結論はタコ。ですが、1995年、
再度分析が行われ、電子顕微鏡の進歩により、肉塊は皮膚下の
タンパク質構造であるコラーゲンであることが判明したんです。

もちろんクジラのものです。次に行きます。下の画像は、
1969年、メキシコ、ベラクルス州のテコルートラ町の海岸で発見
されたもので、漂着してから何週間かたっており、かなり腐敗が進んで、
あちこちの骨がむき出しになり、なかば砂に埋れていたそうです。

vvvv (6)

通称「テコルートラの怪物」と言います。これについては以前に
詳しく書きましたが、自分の結論はクジラ、おそらくナガスクジラです。
画像の左は恐竜の頭のようにも見えますが、これはクレーンで
持ち上げられ、さらに前のクチバシ部分を切り取られているからです。

ここで、クジラにクチバシはないと思われるかもしれませんが、
そもそもクチバシではなく、頭骨の一部ですね。
調査団が来て調べた結果は、おそらくクジラだろうが、突然変異かも
しれないというもの。まあ、DNA分析のなかった当時としては
いたしかたないでしょうね。

次、これも前にご紹介したかな。2007年、アフリカのギニアの海岸に
漂着したもので、巨大な亀ではないかとも言われましたが、
自分の見るところではやはりクジラです。
横から見た画像ではっきりしますが、このヒレはクジラのものです。

vvvv (7)vvvv (8)

それが何でこうなったかと言うと、爆発(笑)したからでしょう。
クジラの死体はふつうは沈みますが、腐敗ガスがたまって浮き上がって
くることがあります。(下の画像)そして爆発するんですが、
火薬的なものではないので、破裂と言ったほうがいいのかな。
上部の模様を比べてみれば、そっくりなのがわかるでしょう。

腐敗したクジラ わかりにくいですがヒレも同じです
vvvv (1)

次、2007年に中国の海岸で発見されたものです。やはりクチバシ状の
骨があり、その部分だけで1メートル、頭全体では約3メートル。
一部では、プテラノドンなどの翼竜の生き残りではないかと
言われましたが、ただ似ているだけです。

vvvv (2)

この頭は100kg以上はゆうにありそうですが、それでは翼竜は
滑空できません。翼竜は翼長12m級の大型のものでも、
骨が中空になっていて、体重は70Kgまでもいかなかったと考えられて
います。これはザトウクジラなどの中型クジラでしょう。
あ、基本その1を書いてるうちに終わってしまいました。

さてさて、ということで、UMAの死体の場合、見た目が何かに似ている
といって、結論を急いではいけません。あと、「経験の深い漁師が
クジラではないと言っている」などの証言があっても、その漁師は
クジラの解剖や腐敗過程の観察はしたことがないはずです。
では、今回はこのへんで。




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