FC2ブログ

家ものホラーの具体的怪異

2020.06.29 (Mon)
今回はこういうお題でいきます。怪談論ですね。
「家ものホラー」というのは、怪談、ホラーの中でも一つの
大きなジャンルを占めていて、小説でも映画でも、あれこれと
作品名が思い浮かびますね。日本映画だと、代表的なのが
『呪怨』でしょう。入ったら必ず死んでしまう家。

さて、家ものホラーについては、過去記事でも何度か取り上げて
ますので、なるべくくり返しにならないよう、今回はより
具体的に、どのような怪異が考えられるかを列挙してみたいと
思います。もしやみなさんの中で、今後、家ものホラーを書いて
みようという方いれば何かの参考になるやもしれません。

ffvdf (7)

では、シチュエーションを決めましょう。主人公のあなたは
30代の主婦です。夫の転勤にともない、中規模の地方都市に
引っ越してきました。子どもは小学校5年生の姉と
2年生の弟の2人としておきましょう。

家は住宅地にある一軒家。夫の会社が転勤者用に借りている
もので、社宅というわけではありませんが、大きく家賃を
補助してくれます。2階建てで全部で4部屋、キッチンに
バス・トイレ。あと、せまいですが塀で囲まれた庭があります。
2階の2部屋は子供部屋にしました。それぞれ自分の部屋が

ffvdf (6)

持てるようになり、子どもたちは喜んでいます。1階は居間と
夫婦の寝室。まあこんなとこでしょうね。アメリカだったら、
屋根裏部屋や地下の貯蔵室みたいなのがついてたりしますが、
日本の家屋ではそこまでは無理でしょう。

さて、ではどんな怪異が起きるのか。① 家そのもの ② 家族
③ 自分 の3つに分けて考えてみましょう。自分は多数の
ホラー映画を見てますので、それらから拝借したシーンが
多くなると思います。

ffvdf (5)

① 家そのもの 「キッチン」
物が腐りやすくなる。買ったばかりの食パンにすぐカビが   
生えてしまう。冷蔵庫は冷えてるのに、中の食品がどんどん
ダメになっていく。これはよくあるパターンですね。
霊障があるとそういうことが起きやすいと言われます。

「風呂・洗面所」特に何かを流したわけではないのに排水口が
つまってしまう。針金などで掻き出すと、白髪交じりの髪の毛が
ごっそりと出てくる。家族には誰も白髪の人物はいないのに。
こういうのは生理的に嫌ですよね。越してきたときにはピカピカ
だったバスルームのタイルにみるみるうちに黒カビが生える。

ffvdf (4)

洗面所で顔を洗ってると、鏡の端に何かが映ったような気がする。
でも、見直してもふり返っても誰もいない。あと、トイレって、
なかなか映画などに出てきませんよね。ふつうに考えれば、
密室なのでトイレで怪異が起きたら怖いはずですが、その後、
パンツをずり下げたまま逃げ出せば、ホラーの雰囲気がぶち壊しに

なってしまいます。襲われて閉じこもるなどのシーンはありますね。
「庭・ベランダ」青々としていた芝生や庭木が黄色くなって枯れる。
逆に、蔓草が急速に伸び始め家を覆っていく。朝、うるさいので
見に行くと、サッシの外にカラスが群がっている。門を閉めているのに、
犬や猫の死体が玄関先に落ちている。こんなとこでしょうか。

ffvdf (3)

「居間・寝室」壁や天井から異音がする。夫に天井裏を見てもらうが、
ネズミなどがいた形跡はない。部屋と部屋の間の壁が異様に厚い
気がする。夜中になぜかテレビがついてて、放送のないチャンネルに
なっている。夫が趣味でやってる熱帯魚の水槽が、特に原因は
考えられないのに、一夜のうちに全滅し、ドロドロに腐っている。

② 家族 夫が夜うなされるようになる。起こすと悪い夢を見ていたと
言うが、内容は教えてくれない。上の娘が学校に行きたくないと言い出し、
部屋に閉じこもってしまう。様子を見に行くと、ベッドの上で異国の
言葉のようなものを唱えている。下の息子が体調を崩し、食事をとると
すぐに吐いてしまう。病院で検査を受けても異常はない。

ffvdf (2)

そのうち、下の子は見えない誰かがいるように話をするようになる。
聞くと、「〇〇ちゃんだよ」と知らない名前を答える。
夫が夜中に家を出るようになり、泥だらけになって朝方戻ってくる。
「どこに行ってるの」と尋ねると暴力的になる。
学校や仕事があるのに誰も起きてこなくなる。

③ 自分 いつも体調が悪く、何をやるのも気力が出ない。
家の中のある一ヶ所が理由もなく怖くなり、そこに近づくことができない。
そんなはずはないのに、この家に以前住んでいた記憶が蘇ってくる。
夜中にふと気がつくと、スコップを持って庭に立っている。
夫の背中を見つめて包丁を握りしめている自分がいる。

ffvdf (1)

さてさて、まだまだあるんですが、もうすぐ字数が尽きてしまいます。
家ものホラーというのは長編の場合が多いので、いきなりドカンと
怪異が出てくることはまずありません。あくまでも少しずつ、
じわじわと不吉な雰囲気が増していく場合が多いですよね。
それと、自分だけではなく家族全体が冒され、ダメになっていく

恐怖というのもあります。そういうところは日本映画が上手いんですが、
ただ、日本って住宅が密集してるんですよね。これがアメリカ映画だと、
隣の家との距離があり、簡単に助けは呼べない。警察に通報しても
来るまで時間がかかるなどの点がホラーとしては有利です。
では、今回はこんなところで。




関連記事
スポンサーサイト




トラックバックURL
http://scoby.blog.fc2.com/tb.php/2569-a644879f
トラックバック
コメント
管理者にだけ表示を許可する