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古代の墜落宇宙船

2020.08.09 (Sun)
アーカイブ353

月の裏側の地下に、何やら巨大な物体が潜んでいるらしい。
質量がハワイ島の5倍もある金属の塊のようだという。学術誌
「Geophysical Research Letters」に最近発表された論文によると、
その物体は南極エイトケン盆地の地下300キロよりも深い場所にある。

南極エイトケン盆地は、数十億年前、月の表面がまだ高温の溶岩に
覆われていたときに、隕石が衝突してできた巨大クレーターだ。
月面が完全に冷え固まる少し前に形成されたため、今も痕跡が残っている。

(National Geographic)

今回は科学ニュースからこういうお題でいきます。うーん、これは
興味深いニュースですね。まず、月の裏側というだけでロマンが
あります。地球からは、月の裏側はどうやっても見ることが
できないのはご存知だと思います。その理由は以前の記事に書いたので
くり返しませんが、何か不思議なものを感じます。

さて、今回の発見は、2011年にNASAにより行われた、
月周回軌道上を飛ぶ探査機「GRAIL」2機によって月の重力分布を
高精度で測定したデータを、ベイラー大学の研究チームが分析したところ、
月の裏側にある「南極エイトケン盆地」という大クレーターに、
異常な重力分布を発見したというものです。

コロンビアの遺跡から発掘される「黄金シャトル」


重力源を推測したところ、地下およそ300km。
何百kmもの大きさの金属が埋まっている計算になったということです。
その重さは200兆トン。ちょっと想像つきかねますが、「ハワイ島の
5倍の大きさをもつ金属塊」という例えはわかりやすいですね。

じつはこれ、2015年に日本の探査衛星「かぐや」が測定した
月の重力分布でも言及されてるんです。また、中国の衛星「嫦娥4号」も
計測していて、同じものだと思われます。ですから、
よくあるガセニュースというわけではないんです。

さて、下の画像が「南極エイトケン盆地」ですが、かなり巨大な面積です。
これほど大きいクレーターは他に観測されてはいません。
それと、見てわかるとおり、上部に新しくできた小さいクレーター跡が
たくさんあります。ですから、重力異常の原因となる物体は
かなり古いものだということです。

「南極エイトケン盆地」
xsder (6)

これは推測ですが、300kmもの地下にもぐり込んでいるということは、
まだ月が形成されて間もなく、表面がやわらかい溶岩で覆われていた
時代のものじゃないでしょうか。また、こういう重力異常では「マスコン」
という、ダーツの的のような等高線状の重力分布が見られるんですが、
それもない。つまり、たいへんに巨大な物体が埋まっているため、

重力分布が均等に大きいということなんですね。
で、こういう話が出ると、海外のUFOサイトでは、古代宇宙船の
墜落跡ではないかという話が必ず出てきます。今回もすでに出ているよう
ですが、さすがにこれほど大きい宇宙船というのは考えにくい
気がします。それと、宇宙船はそんなに重くないですよね。

外側は金属とかセラミックに覆われていても、内部は人が住めるように
空洞になっているはずです。宇宙船と同じ体積の岩石を比較すれば、
密度はずっと小さいと考えられます。それに、重ければそれだけ推進力、
つまり燃料が必要です。ですから、もし宇宙船だったら、周囲よりも重力が
小さいという、今回とはまったく反対の結果が得られるんじゃないかと思います。

昔からある「月人工天体説」
xsder (5)

では、これはいったい何なのか。上記の研究チームは2つの仮説を
検討しているようです。一つは、月がまだマグマの海に覆われていた昔に、
冷却の最終段階で形成された密度の高い酸化物のなごりではないか、
というもの。うーん、クレーター跡が凹地になっていたところに、
重い物質が流れ込んだということですか。

でも、それだとあまりロマンがないですよねえ。
それに、地下300kmというのも深すぎる気がします。
もう一つの説は、おそらく月が形成されてまもないころに起きた隕石、
あるいは小惑星衝突のなごりだという説です。

超巨大隕石ですから、内部に金属の核を持っています。それが、
衝突した衝撃で月面が深くえぐられ、クレーターが形成され、
隕石の金属核が地面深くに潜り込んだ。やがてその上を溶岩が覆い、
核は地下に閉じ込められたが、重力異常でその存在を知らせている。
いや、こっちのほうが実際にありそうな気がします。

バルト海の奇妙な海底地形
xsder (4)

さて、当ブログは科学ニュースの解説のためのものではなく、
オカルトがメインなので、その方面に話をふりましょう。
古代において、宇宙船が墜落した跡が地球に残っているという
説はいろいろあります。このあいだ「海底のオカルト」でご紹介した、
バルト海沖の円形地形もそうです。

ただこれ、残念ながら氷河の堆積物の自然地形である可能性が高そうです。
あと、大きく話題になったのは、2018年にバハマ沖、
通称バミューダトライアングル内で、アメリカのトレジャーハンター、
ダレル・ミクロス氏が発見した物体。

下図の写真がそれで、古代宇宙船説もありますが、
これは人工物で、おそらく船ですよねえ。
砲塔のようなものがあり、そんなに古くはない軍艦じゃないかと思います。
調べれば沈没の記録が出てくるだろうという気がしますが、
このニュースも続報はないんですね。

バハマ沖海底の謎の物体
xsder (1)

さてさて、フィクションでは、推理作家の高橋克彦氏が書いた伝奇SF
『竜の柩』シリーズが有名です。かなりの冊数が出ていたと思います。
超古代の地球には、竜を神と崇める部族と牛を神とする部族がいて、
たがいに争っていた。まあ、神と言っても実体は宇宙人です。

で、「竜の柩」というのは、その宇宙人の縦長のロケットが墜落した跡で、
それを手に入れた者が地球を支配できる・・・
そんな筋でした。まあ、海底やシベリア、南米の密林などの深くに
古代宇宙船が眠っている、こういうのは夢のあるオカルトですよね。
では、今回はこのへんで。

関連記事 『月の裏の話』 『月=人工天体説』

xsder (3)



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