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巫女性について

2020.09.21 (Mon)
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アルバイトの巫女さんたち

今回はこういうお題でいきます。オカルト論ですが、
自分もまだはっきり考えがまとまった内容ではないので、
スルーされたほうがいいかもしれません。
さて、巫女であるための条件というのは何でしょう?
女性であること、まあこれは当然ですが、それ以外には?

これは「神の言葉を聞いて伝えることができる」ということです。
キリスト教系の宗教では、「預言者」という言葉があり、
「神の言葉を預けられた者」という意味ですが、モーセをはじめ
ほとんどが男性です。それが、日本では巫女になるんです。

天鈿女命
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また、巫女=シャーマン という形で語られることがありますが、
厳密には違います。シャーマンはもともとツングース語で
北方系です。たしかにシャーマンは神の言葉を聞きますが、
それ以外にも、呪術で病気の治療をしたりもします。
祈祷師という訳語のほうが実体を表しているでしょう。

さて、日本の神道系の巫女の役割ですが、平安時代になると
神道の形式も定まり、朝廷には「猨女君 さるめのきみ」という
官職が置かれていました。天岩戸の前で踊った天之鈿女命の
血を引く一族の女性で、4つの神事を行っていたと考えられます。

伊勢斎宮
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その4つは、「占術・神遊・寄絃・口寄」で、占術は占いの
ことですね。神遊(かみあそび)は舞を舞うことで、
お神楽の古い言葉です。寄絃(よつら)は、巫女が祈祷を行う前の
儀式で、天鈿女命が弓を並べて叩いたのが由来であるとされ、
梓弓の弦を打ち鳴らして邪気を払います。

口寄せは神託のことですが、神の言葉だけでなく、死者の語も
伝えました。それが東北のイタコにも伝わっているわけです。
さて、次の分類はきわめて重要です。巫女には官系の者と、
民間系の者がいたことで、これを押さえておかないと
正しい理解に至りません。

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違いは何かというと、官系の巫女は処女性が重視されたのに対し、
民間系の巫女は逆に遊女としての側面を持っていたことです。
官系の代表が、伊勢神宮の斎宮(さいぐう)ですね。斎宮は
基本的に未婚の内親王(親王宣下を受けた天皇の皇女)とされ、
在原業平の伊勢斎宮密通事件が大問題になったのは有名です。

これに対し、民間系は「渡り巫女・歩き巫女」と呼ばれ、
大きな寺社の祭礼や、市の立つ地を渡り歩き、神楽、祈祷、
託宣、勧進などを行いましたが、別名を旅女郎というように、
夜には客をとっていたと考えられます。あ、もう半分まできました。
ここからは日本史上の有名な巫女について書いていきます。

静御前
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天鈿女命(あめのうずめのみこと) 前述したように、天照大神の
岩戸隠れの際、衣服の胸を開き、陰部まで押し下げて踊ったと
されます。古代の神道では、性は禁忌ではなかったんですが、
さすがに現在はそういうわけにはいきません。

卑弥呼 「卑彌呼 事鬼道 能惑衆 鬼道につかえ、よく衆を惑わす」
とあります。この鬼道には諸説ありますが、実体はわかりません。
卑弥呼が個人名なのか、役職名なのかも判然としないんです。また、
王となってからは見るものが少なく、ただ一人の男子が、食事を運び
言葉を伝えるため宮城に出入りしている、となっています。

出雲阿国
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倭迹迹日百襲姫命(やまとととひももそひめのみこと)
第7代孝霊天皇の皇女で、第10第崇神天皇の大叔母として、
武埴安彦の謀反を始め、数々の助言を行ったことで知られます。
三輪山の神と結婚したとされ、墓所は箸墓(箸中山古墳)。
卑弥呼と同一人物説があります。

打臥の御子(うちふしのみこ) 『今昔物語』 『大鏡』に登場する
平安時代の民間系の巫女です。打臥というのは、神懸かりして
床にうつ伏せになるということでしょう。占いをよくし、
京中の上中下の身分の人が巫女のもとに通ったが、託宣は一つとして
外れることなし。藤原兼家が屋敷に呼んで寵愛しました。

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出雲阿国(いずものおくに) 安土桃山時代の女性で、ややこ踊りを
もとに、かぶき踊りを創始したことで知られており、現在の歌舞伎の
元祖です。出雲国杵築出身で、出雲大社の巫女となり、
文禄年間に出雲大社勧進のため諸国を巡回したところ、
評判となったとされています。歩き巫女の一人だと考えられます。

静御前(しずかごぜん) 平安時代末期から鎌倉時代にかけて起こった
歌舞の踊り手で、巫女舞を行った白拍子(しらびょうし)です。
源義経とのラブロマンスで知られていますね。
「吉野山 峰の白雪 ふみわけて 入りにし人の 跡ぞ恋しき」

出口なお
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出口なお 大正期に亡くなった女性で、「大本」の開祖。神懸かりして
艮の金神(うしとらのこんじん 国常立命と判明)の託宣を伝えます。
後に、カリスマ的霊能力者である出口王仁三郎を娘婿としたことで、
教団大本は全国及び海外に拡大しました。

さてさて、ということで、日本の巫女についてみてきましたが、
最初に書いたように、これはほんのさわりだけで、深いところまでは
自分も調査は進んでいません。おそらく、いろいろ面白いことが
隠されているだろうと思います。では、今回はこのへんで。

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