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阪急宝塚線3

2014.02.27 (Thu)
1ヶ月くらい前かな、某駅のホームで電車を待ってた。
時間は10時過ぎくらいだったと思う。
講師をさせてもらってる専門学校に行くところだったんだ。
通勤ラッシュが一段落し、でも乗客はまだそこそこいたな。
缶コーヒーを飲みながら地下からホームに通じる階段のほうを見てたら、
40代くらいのおっさんが片方だけ松葉杖をついて上ってきた。
おっさんはやせ気味でメガネをかけ、神経質そうな感じだった。
思いつめたような表情で、右足ギブスなのに素早く階段を上りきると、
松葉杖を使ってとんとん跳ねるように前進してきて、
ホームの前のほうに出てた若い女の人の背中にドンと体当たりした。
あきらかに故意だった。

女の人は泳ぐような動作をして足からホームに落ちた。
ここの線路は単線で、しかも電車の幅よりもせまくなってる。
(車両の端がホーム上を通る)
お下がりください、というアナウンスがあってやばいと思ったが、
女の人がなんとか立ち上がって向こうのホームに這い上がったところで、
間一髪で電車が滑り込んできた。
おっさんのほうは、呆然と突っ立ってたのを近くにいた男の客たちが両脇から腕を抱えた。
電車に乗り込むときに、鉄道警察が走ってくるのが見えた。
うわー、通り魔事件に遭遇したんだなと思った。まあ女の人が無事そうでよかった。

それから2週間後くらいかな。同じ時間帯にそのホームで電車を待ってた。
3月場所が近いせいか、浴衣を着た相撲取りが数人ホームの前のほうにいた。
カツンカツンという音がしたんでそっちを見ると、階段を松葉杖の女の人が上ってきた。
あれ、この前ホームに落とされた人じゃないか、なんか似ていると思ってたら、
女の人は松葉杖を槍のように持ち、ぴょこぴょこ相撲取りの一人の背後に近づくと、
松葉杖の先の部分で膝の裏をとーんと突いた。
相撲取りは不意をつかれてトトッと前に出ると、ダイブするような形で腹から線路に落ちた。
数秒後、同輩の相撲取りたちが巨体とは思えぬ素早い動作で線路に飛び降り、
つぶれたような形でふせってる仲間を助け上げた。
全員がホームに上るまでかなり時間がかかった。電車がこなくてよかった。
女の人は重いものを突いた反動か、その場にペタンと尻もちをついてたが、
ややしばらくして、警察がきてどっかに連れていった。

で、ついさっきのことだ。やっぱり同じホームにいたんだよ。
それでこの前からのことを思い返してた。それにしても奇妙な話だよなあ・・・
最初あの地下からの階段をおっさんが上ってきたんだよな・・・と見てたら、
少しずつチョンマゲの頭と浴衣の肩が見えてきた。
相撲取りで、しかも額に包帯を巻いている。目が血走って眉間にシワが寄ってた。
ああやばいと思った。ホームの前のほうにいたんだ。しかもすぐに電車がくる。
隣に立ってたサラリーマン風のやつに「さがれ」と声をかけて、
俺は飛びのくようにしてその場をのがれた。
サラリーマン風はきょとんとこちらを見ていたが、
背後から相撲取りのぶちかましをくらって大きく線路のほうに吹っ飛び、
そこに電車が走り込んできた。

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