スポンサーサイト

--.--.-- (--)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ひとひ(一日)神

2014.04.23 (Wed)
私は今年43歳になるしがないサラリーマンの営業職です。
中学生の娘と小学生の息子がおります。
つい3日前の出来事です。・・・朝、目が覚めると寝室のカーテンの隙間が開いていて、
そこからキラキラした光の束が差し込んで、ちょうど布団の胸のあたりにあたっていたんです。
「あれ、変だな」と思いました。
これまでそんなことはなかったですから。そもそもその窓は東向きじゃありません。
起き上がろうとしたら、耳元で「今日一日よろしく頼む」という声が聞こえました。
驚いてあたりを見回しましたが誰もいません。
家内はもう起きて、朝食のしたくをしているようでした。

窓のそばに寄りカーテンを開けると空は晴れていましたが、
やはり日があたっているということはありません。
今の声といい不思議でしたが、そのとき自分の体に力がみなぎっていることに気がついたのです。
これが普段なら、あーまた1日外回り仕事だ、かったるいなあと思うところなのですが、
そのときは何というか、強力なドリンク剤でも飲んだような感じで、
胸の底にやる気があふれかえっていたのです、
「うおー」と叫びながら洗面所に突進し顔を洗うと、
ダイニングに行って大声で「おはよう!」と言い、朝飯を茶碗で3杯食べました。
普段は茶碗に半分程度でしたので、家内が目を丸くしていましたよ。

そのうち息子と娘が起きてきましたので、
あいさつのしかたが悪いとひとしきり説教してから会社へと向かいました。
社内に入ると私に会う人、会う人がまぶしそうに目をしばたかせました。
そして「いや、◯◯さん、なんか今ねあなたの後ろが光ったように見えましたよ。
後光が差してるような感じで・・・」こんな意味のことをいいました。
ああ、私は見てのとおり髪はフサフサですから、悪い冗談などではないと思います。
それでその日の仕事なんですが・・・まあ内容をくどくど説明してもしょうがないでしょうが、
スゴイ成果があがったんです。回っていく取引先、取引先で注文がありました。
もうね、それまで1年分以上の受注がその1日だけであったんですよ。
驚きました・・・が、どこかで今の私なら当然という気もしたんです。

昼過ぎにちょっと変なことがありました。
取引先は社用車で移動してるんですが、ある会社の駐車場に車を停めたときに、
近くの道を歩いていた婆さん3人が車のほうへ全力で走ってきて、
アスファルトにうち伏したんです。
そして涙をはらはら流しながら運転席に向かって手を合わせて拝んでるんですよ。
何だろうと思い車から出ますと、婆さんたちも立ち上り私の体をぺたぺたさわりながら、
「ありがたや、ありがたや」と口々に言うんです。
なんとか振り払って取引先に入りましたけどね。
で、夕方ですね。社に戻ってその日の成果を上司に報告したらひじょうに喜びまして、
「いやすばらしい。やはり君はやるべきときにやってくれる人だと思っていたよ。
ご苦労だった、今日はもう上がってもいいから。ゆっくり休んでください」
こんなふうに言われたんです。

2本ほどいつもより早い電車で帰りました。
駅からの道を歩いていると、自分の息子くらいの少年がとぼとぼやってきました。
見ると手に新聞で包まれた何かを持っていて、その少年は声を出さずに泣いていたんです。
それが私を見るなりぱっと顔を輝かせ、私の前にひざまずきました。
そして手に持ったものをうやうやしい感じでこちらに差し出しました。
新聞紙には血が滲んでいるように見えました。
気味が悪かったのですが、「何だい、これ」と言ってちょっとさわったとたん包みがにゅんと動き、
中から生きた猫がするっと抜けだして地面に立ったんです。
少年はもう喜色満面で、猫を抱きかかえると私に向かって何度も何度もおじぎをしたんです。
ずっと私が見えなくなるまで立ち止まって、おじぎをくり返していました。
・・・家に戻ると、家内が「早かったですね」と驚いたような顔で言いました。

背広を脱ごうとしたところ、家内が「あら、後ろに何か・・・」と言って私の背中にさわり、
一枚のお札のような細長い紙を手渡してよこしました。
それには「一日神」と筆字で書かれていたんです。
「何だこりゃや」と思いながら丸めて捨てました。
家内に今日一日の活躍や、上司にほめられたことを話しているとどっと疲れが出てきました。
それで早めに風呂に入って、発泡酒をいつもより何本か多く飲んで寝たんです。
そして夢を見ました。
夢の中で私は神社のような建物の前にいました。急に扉が開いて金色の光があふれてきました。
その中から声がしました。
「今日一日の務め、ご苦労であった。
この功徳によりお前の寿命を40年ほど削った。感謝するがよい」

気がつくと朝になっていました。
・・・体が重くて起きられませんでした。それで会社を休みタクシーで病院に向かったんです。
そしたら長い検査のすえ、緊急入院ということになってしまいました。
ただ病棟にすぐ空きはないらしく、いったん家に帰って入院の支度をして、
その足でここに来たんですよ。
・・・みなさん、いったい私の身に何が起きたんでしょう。
どなたかわかる方おられますかぁ?


関連記事
スポンサーサイト

トラックバックURL
http://scoby.blog.fc2.com/tb.php/351-529b20b0
トラックバック
コメント
多分まじめに答える所で無いと思いますが。
東洋に陰隲録(いんしつろく)と云う書物があります。
これは、運命は自分の力で変えられると著者が体験から
導き出したことを書いた本です。
所謂、陰徳を積むと命が少しずつ変化するわけです。
この著者も長生き出来ないと言われましたが、結構長生き
しました。
今回の話しは、その逆を行ったものと思います。
徳の先食いですね。それで寿命が短くなったのでしょう。
天地有情 | 2014.04.24 00:11 | 編集
コメントありがとうございます
まあこれはナンセンス話なのですが、
イメージとしては神道の神ですね
自分は多神教である日本の神道の神々の中には
じつは人間にとっては非常に迷惑な存在もいるのではないかと
思ってます
bigbossman | 2014.04.24 07:47 | 編集
管理者にだけ表示を許可する