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怖い話のアイテム②

2014.05.21 (Wed)
どうも時間を置くと読みにくくなるようなので、前回の続きを書いてしまいます。
えー怖い話に登場するアイテムについて・・・だんだんマニアックな内容になっていきます。
みなさんが怖い話を書くとき、何かの参考になれば幸いです。

*仮面
仮面の役割というのは洋の東西を問わず、
被ることによって人格が変化するというのが最も大きいでしょう。
老若男女、性別や年齢を越えて、その仮面の人物になりきることができるわけです。
神の面ならば、神が宿ってしまうということも。
もし仮面の力が強ければ、自分の人格(魂?)がはじき出され仮面に体を乗っ取られてしまう。
そういう話はよくあります。あとは作った人の執念が乗り移ってしまう話なんかも。

*虫や蛇など
や蛇、その他、生き物が怖いという人は多いでしょう。
自分は蜘蛛やゴキブリはわりと平気なんですが、蛾が苦手ですね。
夏に窓を開けているときに、部屋に大きいのが入ってきたりするとパニックになります。
余談ですが、中学生のときに国語の授業で、
ヘルマン・ヘッセの「少年の日の思い出」という作品を勉強したんですが、
ドイツでは蛾と蝶はあまり区別されていないという話を国語の先生から聞きました。
本当なんでしょうか?蛾の収集とか自分には考えられません。
怖い話の中にも、小動物への嫌悪感を前面に押し出したものもありますが、
恐怖の味付け程度にはよいとしても、さすがにそれのみで話を作るのは反則という気がします。

*御札
神社系のアイテムですが、ひところホテルのヤバイ部屋には、
隠された場所に御札が貼られているという話題が流行りました。自分の知り合いの中にも、
ホテルの部屋でベッドの下や額縁の中を確かめるのが習性になったという人がいたほどです。
基本的には結界を張るという役割なのでしょうが、霊の出る部屋に御札を貼ると、
かえって霊がその部屋から出ていけなくなってしまうという話もありますね。
御札の出てくる話では落語の『牡丹灯籠』が有名ですが、
なかなかあれ以上のうまい使い方はないような気がします。

*水場
風呂のような小さな水場から、
沼、ダム湖、海に至るまで、さまざまなところで霊が出没します。
よく「水場には霊が集まる」と言われますが、理由は何なんでしょうね。
検索してみたら、人間を含む動物には、
本能的に水のある場所を感知する能力が備わっているから、
という解答があって、一面、なるほどと思いました。

あとは事故や事件の報道が意識にこびりついているせいもあるかもしれません。
夏になればほぼ毎日のように海や川での死者のニュースをやってますから。
戦争中、空襲の火災を逃れようとして、
川に入った人々が大勢亡くなったなどという話も聞きますし。

*写真や動画
動画のほうは『リング』の呪いのビデオで一躍有名になりましたが、
心霊写真はずっと以前から心霊エンターテイメントとして本やテレビで紹介されていましたね。
写真は、原理的には対象物にあたった光の反射を写していると言ってもいいと思いますが、
そうすると幽霊は光を反射することのできる物質、ということになるのでしょうか。
・・・これはなかなかそうとも言いきれないようです。

幽霊が写真を人に撮る何らかの力で働きかけて、
写真を撮る人が自分の力で幽霊を写し出しているという考え方もあるからです。
ただしこれだと念写や超能力的なことも認めなければいけなくなってしまいます。
あとyoutubeにはさまざまな心霊写真、心霊動画、
UFOや天使、妖精の動画がアップされていますが、
欧米にはそういうのを専門に作って大量にアップし、広告収入を稼いでいる人もいて、
そういう人たちの技術的なコミュニテイもあります(自分も参加させてもらっています)
動画の場合は若いCG技術者が名前を売って認めてもらうために作っている場合もあるようです。

*携帯電話、PC
これに関した話は映画の『着信あり』など、だいぶ増えてきました。
これらを持っていることで、目に見えない線で他人とつながっているわけです。
あるいは霊界や未来などとつながっている話もあります。
異界との接点という役割ですね。
そして異界に自分の個人情報がどんどん漏れ出てしまうかもしれない・・・
あと前にこのブログで『マニトウ』というホラー映画を紹介しているんですが、
あれなんかは、コンピュータなどの機械がそれ自体の精霊を持っているという話でした。
巨大なネット空間が、悪意を宿して犠牲者を求めるなどという話も書けそうです。

*絵
これも自分の話にはよく登場します。
作者の意図と執念、そして額縁の中に広がる異界というのは、
これまで出てきたアイテムと共通しています。怖い話を書く場合、
日常から非日常に切り替わるための接点が必要な場合が多いのですが、
それが鏡であったり絵であったり、携帯電話であったりするわけです。
アメリカ映画だと、いきなり殺人鬼が出てきたりする場合が多かったんですが、
ジャパニース・ホラーでは、上記したような、
この世とあの世が重なり交わる瞬間を大切にしているという気がしますね。
関連記事 『怖い話のアイテム①』





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