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未確認飛行全席

2014.07.05 (Sat)

中学2年生のときです。当時、剣道部だったんですよ。
稽古は毎日7時過ぎまでありましたが、その帰り道、わざわざ小高い丘の運動公園を通り、
さらに公園のベンチにバッグを置いて素振りまでしてたんです。
どうしても団体戦のレギュラーになりたかったんで。
今考えると、自分ながらすごい体力があったんですね・・・それはともかく、
その頃は変質者情報を学校が知らせるなんてこともなかったし、
男で、しかも竹刀袋まで持ってるんですから、
危険なことがあるなんて思いもしませんでした。
家でも心配してなかったし。

その日も、道沿いの街灯の下で素振りや打ち込みをやってました。
自分以外に人の姿はなかったと思います。
20分くらいやって帰ろうとしたとき、ふっと街灯の光が暗くなったんです。
足元に丸っぽい影ができてました。
上を見あげると・・・丸いものが浮かんでたんですよ。
そんなに高いとこじゃなく、街灯のてっぺんの少し上くらいです。
黒くてなんだかわからない丸っぽいもの。
それが、自分が気がついたのがわかったかのようにスーッと下りてきました。
まん丸なものの八方からぶらんぶらんする人の足が下がってました。

数える余裕はなかったんですが、8人ぐらいだったと思います。
真ん中に太い円柱があり、その上に円盤、さらにまわりに人の足・・・それから椅子も。
地上2mくらいまで降りてきたとき、何だかわかりました。
中華テーブルだったんです。まわりにいるのはみな男で、人民服って言うんですか、
詰め襟の地味な服を着て、髪を油でオールバックにしてましたね。
で、すごいいい匂いがしたんです。テーブルとその人たちは地面すれすれまで下りてきて、
その上に豪華な料理が何十皿も載っているのが見えました。
・・・怖いというよりあっけにとられてたんですが、
腹ペコでしたので、その匂いで腹がグーッと鳴ったんです。

そのとき、テーブルの一番近くにいた人が、
初めて気がついたというようにこっちを見ました。
あの・・・昔の中国の有名な革命指導者がいますよね。当時すでに亡くなってた方ですが。
教科書にも載ってたその人とね、顔がそっくりだったんです。
「えっ」と思ったら、その人はこっちを指さしてなにか言いました。
中国語だったんじゃないでしょうか。意味がわかりませんでしたから。
テーブルの他の人たちも、口々に何か叫んでましたね。
毛・・・その人は、いったんテーブルのほうに向き直ると、
自分に手づかみで何かを投げつけてきました。

思わず持っていた竹刀で振り払ったんですが、その人は勢いよくテーブルを回し、
すると丸テーブルは信じられない速度で急上昇して夜空に消えました。
いや、確かに疲れていましたが、幻覚ではなかったと思います。
だって、その振り払ったものが落ちた繁みを見にいったら、
飴色のアヒルかなんかの丸焼きがあったんですよ。
これも・・・いい匂いでしたけども、食べませんでしたよ、もちろん。
あれ以来ふたたび見たということはありません。
何だったんでしょうね、いったい。


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