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2014.10.12 (Sun)
2週間前のことです。土日の2日、工場が連休になったんで、
土曜日に寮の仲間2人と心霊スポットに行ったんです。
もち男ばっかです。場所はK県の、山に近いところにあるレジャーランド跡地。
ネットで見つけたんですよ。まだお化け屋敷の建物が残っててかなり怖いって。
うーん、人形とか転がってて確かに怖かったですが、変なことは特になかったと思います。
女連れじゃなかったから、「ま、こんなもんか」って感じですね。
人はいなかったですよ。ホームレスが住んでるって話も見たんですが、
そんな気配はなかったです。

屋根のかかった建物はあるにしても、周囲に店なんてないし、
あれじゃあ食料調達が無理でしょうね。見物に来てるのも俺たちだけ。
長居はしませんでした。なんかね、そこにいると気分が落ち込むんです。
廃墟だからってことより、俺らは何やってるんだろうみたいな気がして。
俺たちの寮のある市からは車で2時間。
昼過ぎに出発したんで帰りは日が暮れかけてました。
ああ、車です。ダチの一人が中古のランエボ持ってて、それ乗って。
ドライブがてらだったんで、帰りは行きと別のルートをとったんです。
林の中をえんえんと走るような道。いや、林道じゃないです。
あたりにほとんど建物はないのに道路はけっこう立派でしたね。

30分くらい走って、4時過ぎたあたりで腹が減ってきました。
これはダチらも同じだったようで、どっか店見つけたら入ろうって話したんです。
ちらほら民家も見えてきたし、ドライブインみたいのがあるんじゃないかって。
でね、10分もしないうち、右手に店が見えました。
ドライブイン・・・なんでしょうね。
建物はこじゃれた感じで、喫茶店にも見えましたけど。
入ると、だだっぴろい駐車場の奥にポルシェが停まってたんです。
それもただのカレラじゃなくターボのやつ。近寄ってよく見たいと思いました。
それはダチらも同じだったようですが、店がガラス張りで、
中から外が見えると思ってやめたんです。反対側にランエボを停めて降りました。

そんなに広い店じゃなかったです。カウンターにテーブル席が10くらいあったかな。
内装もしゃれた感じで、こんなとこで商売になるのかと思いました。
一番奥の席に2人先客がいて、客は俺たち以外それだけ。
この人たちがポルシェに乗ってるんだと思ってチラ見したら、男女2人で、
男のほうは50代くらい、女は20前後かなと思いました。
いやあ、親子なのかカップルなのかわかりませんでした。
何でかっていうと、日本人じゃなかったんです。
2人とも異様なほど色が白くて。男は白髪でしたから50代って言ったんですが、
しわはほとんどなかったです。女のほうはプラチナブロンドってやつで、
すごいきれいな人でしたが、服装が・・・黒のジョギングエア上下だったんです。

化粧はしてなかったですが、スポーツ選手って感じでもなっかたですけどねえ。
なんとなくロシア人じゃないかと思いました。しゃべるのを聞いたわけじゃないから、
単に色が白いところからの連想なんですけど。
食事は終わったのかテーブルにはコーヒーだけで、2人で静かに飲んでました。
で、俺らは全員カレーを注文したんです。高くはなかったですが、量も少なかったんで、
その後パスタも食いましたよ。でね、なんとなくその場の雰囲気に押される感じで、
ボソボソ行ってきたレジャーランドの話をしながら食ってました。
俺は外人2人が見える位置に座ってたんですが、
ふっと店の天井のほうから紙が降ってきたように見えました。

ん?と思ってると、それは空中でヒラッと方向を変えて、
外人の男のジャケットの肩に落ちたんです。
でかい真っ白な蛾でした。大きい蛾ってたいがい複雑な模様があるのに。
カイコガみたいに白いのがジャケットにさわったとたん、ポトッと床に落ちたんです。
ピクリとも動きませんでした。始めから弱ってたのかもしれません。
男は気がついたようで、椅子を引いて足をずらしポケットからハンカチを出して・・・
捨てるのかと思って見てたら、そのままポケットにしまったんですよ。
そのときは「うわー、気持ち悪いな」くらいにしか感じなかったんですけどね。

やがて2人は起ち上がり、店の主人に目で合図して勘定を払わず出て行きました。
それで、店の関係者・・・オーナーとかなのかと思いました。
15分ほど遅れて、俺たちも食い終わって車に乗り込みました。
まだそれほど暗くはなかったです。運転してるダチが、
「時間かかりそうだから高速に上がるわ」と言って、細い横道に入りました。
で、5分ほど走ると前方に赤色ライトがたくさん点滅してるのが見えたんです。
事故があったようで、紅白のコーンが立てられ警官が2人車の誘導をしてました。
片側通行です。数台のパトカーにはさまれた場所に横転してたのは
さっきのポルシェでした。車は俺らのしかいなかったんで、指示にしたがって
反対車線に出て通り過ぎようとしました。

ポルシェのルーフがこっちを向いてましたが、
ボンネットはほとんど傷ついてないのに、屋根だけべっちゃりとつぶれてたんです。
それと、道路に大量に白い液体がぶちまけられていました。
牛乳か何かだろうかと思いましたが、でもそんなもんポルシェに積みますか?
液体は反対車線まで流れ出し、俺らのランエボもその上を踏んで通過しました。
「あのポルシェ、さっきの外人のだよな」ダチの一人が言い、
「あんだけ屋根がつぶれてれば生きちゃいないだろうな。
 でもよ、単独事故であんなになるかフツー」
「縦に半回転してルーフから落ちたとか?」
「すげえスピード出していきなり急ブレーキかけたとかかな」
「それくらいしか考えられないが、動物の飛び出しか?」

こんな会話になったんですが、運転してるやつが口を開いて、
「変だよな。パトカーは異様に数多かったが、救急車もレスキュー隊も来てなかった。
 あのつぶれた車体から人を出すのは警察だけじゃ無理だろ」
「だよな。それとあの牛乳何なんだ?」
「すげえ量だったよな。ポルシェにドラム缶でも積んでないとああはならん」
「わけわからんな」
「上から超大量の牛乳がじかに降ってきたのかもしれんぞ」
「んな馬鹿なことあるかよ w」 で、この後、
「あれじゃあ2人とも絶対生きてないよな」「女、ありえない美人だったじゃん」
不謹慎なことも話してたんです。

現場から5分ほど走ったあたりで、フロントガラスに白い何かがぶつかり始めました。
かなり大きな羽のある・・・さっき見た蛾だと思いました。
「あー、なんだコレ」とか言ってるうち、
いきなりガラスに外からシーツをかけられたようになったんです。
「おい、前見えねえぞ!」蛾の群れに包まれたんだと思いました。
窓は全部薄白くなって、まったく視界が効かなくなりました。「クッソ!何だよコレ」
運転してるダチが叫んでハンドルを少し左に切り、ブレーキを踏みました。
車は止まったんですが、そのときゴゴーという轟音がして、車の中が緑色になりました。
強力な緑のライトに照らされた感じで、
ガラスに重なって張りついてる蛾の羽も緑に透けたんです。

「何かが車の上を通ってるんじゃないか!」もう目を開けていられませんでしたが、
まぶたをきつく閉じても緑色が見えました。
ゴーという音は、ドガガーンという爆発音になり、1分ほどして音も緑の光も消えました。
そしてそれに少し遅れて、蛾の群れもどこかに飛び去ってしまったんです。
車の外に出てみると、路肩のガードレールすれすれに停まってました。
「何だよ、何だよ、何だよコレは?」
ランエボの車体には薄黄色の粉・・・たぶん蛾の鱗粉だと思います。
それが火山灰みたいに積もってたんですよ。
気味が悪いんで、途中でガソリンスタンドに入り洗車機で洗い流しましたよ。
ただね、エンジンルームなんかにも粉が入り込んでたんで、それを、
高校の同期生のつてを頼んで、ある大学に分析に出してあるんです。

それから高速に乗って、ほうほうの体で帰ってきたんです。
でね、事故なんですが、テレビはもちろん、地元紙でもネットでも報道がなかったんです。
どういうことなんでしょうか?
次の日曜も遊ぶ予定を立ててたんですが、
3人とも体調が悪くて朝起きられなかったんです。俺ら同じ寮に住んでますからね。
吐き気がとめまいがして立ってられなかったんです。
それでも、月曜の朝にはなんとか仕事に出られるくらいには回復しました。
3人で1日交替で時間をもらって病院にも行きましたよ。

でも、耳とか血液検査とかしても異常はないって言われたんです。
まだ、体調は悪いです。ですが、それより・・・
おとといの日ですね。寮の部屋に帰ってきて、カーテンを閉めようとしたとき、
窓の外側にあの白い蛾が一匹だけ張りついてたんです。
驚いて後ずさると、振動を感じたのか蛾は逃げていきました。
しかもね、その蛾を見たのは俺だけじゃなく、残りの2人の部屋にもいたらしいんです。
どういうことでしょうか? 
あまり気味が悪いんで、ここの噂を聞いて話しにきたんですよ。





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コメント
その画像オオミズアオや!!!!青いで!!!!
| 2015.06.15 21:30 | 編集
コメントありがとうございます
これ確かフォトショでカラー削除したんだったと思います
bigbossman | 2015.06.15 23:38 | 編集
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