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聞いた話(お守り)

2015.04.16 (Thu)
これも実話というか、人から聞いた話です。
やはり持っている人が多いからなのでしょうか、
お守りに助けられたという話はよく耳にします。
ただしそれには、はっきりした心霊関係でないことも多く含まれます。
例えば交通事故で、お守りを車に下げていたせいか、
車は大破したのに軽傷で済んだといったもの。
こういうのは、たまたま運がよかっただけなのかもしれません。
そうでない例を2つほど。

飲食店経営者のWさんの話

自分がよくいく店のママさんの話です。
この方は女性でたぶん40代だと思います。
地方から大阪に出てきて、いろいろと苦労をしましたが、
今はまず不満のない暮らしぶりに見えます。
Wさんが中学生のとき、地元で学校の行きかえりの通学路でのことです。
中2になってから、帰り道に跡をつけられていると感じたことがあったそうです。
通学路の途中に人しか通れない細い道が400mほどあって、
そこはいずれ区画整理の対象になるため舗装されておらず、
ずっと砂利をしいた状態だったそうです。街灯はありますが人通りは少なく、
両側が倉庫の塀と企業所有のグラウンドというとことでした。

Wさんは運動部だったので、ほぼ毎日帰りが6時半を過ぎていましたが、
一人でその道を通ると、後ろで自分の足音以外に、
ザック、ザックと砂利に足を引きずるような音が聞こえたそうです。
これは友達と一緒のときや、その道に通行人が多かった場合は聞こえない。
ところが、一人で通って他の人がほとんどいないときには、
まず必ずといっていいほど聞こえた。
ストーカーなどの生きた人間ということは考えなかったそうです。
なぜならその道はほぼまっすぐで、
ふり返ればついてくる人がいるかどうかは一目でわかるからです。

気味が悪いなとは感じていましたが、それでも、
何か自分の考えつかないような現象があるのかと思うくらいだったそうです。
ところがある日、ザック、ザックという音が、
いつもよりも近くで聞こえる気がしました。
Wさんが走り出すと、音が大きくなってついてくるだけでなく、
すぐ耳元でハア、ハアという息遣いまで聞こえたそうです。
砂利道を抜け出たとたんに音はやみ、ふり返ると誰もいない。
当時Wさんは両親の離婚のごたごたで、お祖母さんと暮らしていましたが、
家まで走って帰ると、お祖母さんにあったことを話しました。

するとお祖母さんは「あのあたりは昔、
 軍需工場で空襲されたところだから、何かあるのかもしれないねえ」
そう言って、自分のバックから小さい紫色の、
布製のお守り袋を出し、Wさんの背負いカバンの中に入れました。
詳しくは聞きませんでしたが、神社で市販されているものより、
もっと特別なものに見えたそうです。
数日後、Wさんが砂利道に入ると、また前と同じことが起きました。
ザクザクいう足音が近くで聞こます。

ふり向いたら、闇の中にひときわ黒い人型の固まりが見え、
それがすごい勢いでWさんの近くまできて、
あわやぶつかるというか、影に飲み込まれそうになった直前で、
四散して消えたそうです。家に戻ってそのことをお祖母さんに話し、
お守りを出してみると、絹の袋がおろし金ででもこすったように
ブサブサになっていたそうです。
それ以来、その道でおかしなことはなくなりました。

Wさんはこの後、公立高校を卒業して大阪で水商売の世界に入りましたが、
10年ほどして別居していた父親が亡くなってまとまった額の遺産が入り、
それからとんとんと運が開けて、
現在の店を持つようになったとのことでした。
ちなみにお母さんも早い時期に亡くなったのですが、
お祖母さんは90を過ぎてまだ健在だそうです。

車関係のムックを作っているUさんの話

Uさんは4綸駆動、オフロード系の車雑誌を作っていて、
自分がジープに長年乗っていたので、その関係でお付き合いがあります。
ただし話はUさんご本人のことではありません。
Uさんの郷里で、お祖母さんが一人暮らしをしていたのですが、
(これは上の話とはまったく別の方です)
なんとオレオレ詐欺にひっかかりそうになったのです。

Uさんとは別の孫が、「酒酔い運転中に事故を起こし、
 すぐ示談金を払わないと警察に訴え出ると相手が言っている。
 そうなれば仕事を首になってしまうのでなんとかしてくれ」
という典型的な手口なのですが、お祖母さんは信じてしまいました。
そこで預金のある銀行のATMに行ったのですが、
カードを出そうとしたとき、
大型のがま口にキツネの面の形の守りがついていて、
その鈴がなぜかたいへんに熱くなってい、さわったとたんに手を火傷して、
大声を出してしゃがみこんでしまったのだそうです。

声を聞きつけた行員が駆けつけ、
「手が熱い」というお祖母さんを水場まで連れて行ったのですが、
水をしばらくかけていたら痛みは消え、痕もまったく残ってなかったそうです。
そのときにお祖母さんと話した行員が、
断片的な言葉から詐欺ではないかと思い、ふり込みを思いとどまらせた。
行員が警察に通報し、警察官が事情を聞いて話に出てきた孫に連絡してみたら、
事故など何もなかったということでした。
そのお守りは、京都の大変有名な稲荷大社のもので、
Uさんのお祖母さんはいよいよ信仰を厚くして、
足繁く参拝しているということでした。






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