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「ツチノコ=鳥」説

2015.04.19 (Sun)
当ブログの内容はいくつかのカテゴリに分かれているんですが、
一番多く書いているのが「怖い話」で、これが看板です。次が「ナンセンス話」、
現実感が薄く、怖いよりおかしいという内容のものはこれに入ります。
続いて「オカルト論」、「怪談論」という順なんですが、
1回だけ書いてストップしているのがありまして、「UMA談義」がそうです。
オカルトの各ジャンルの中でも、自分はUMA(未確認生物)は好きなほうなんですが、
「モンゴリアン・デスワーム」という巨大ミミズ状の怪物について書いて、
後が続いていません。

何とかしなくては、と考えていたんですが、
昨日、よく拝見させていただいている『ひよどりblog』さんという、
野鳥の記録写真を掲載されているブログで、
「アリスイ」という鳥を取り上げているのを見て、この項の内容を思いつきました。
というか、前々から自分が持っている説(そんな大層なもんではないですが)
として「ツチノコ=鳥」というのがあります。ただし、すべてのツチノコは鳥の誤認だ、
という主張をしているわけではなく、ツチノコ目撃談のうちのいくつかは、
鳥を見間違えたのではないかというものです。
そしてその主人公となるのが、このアリスイなんです。

さて、「ツチノコ」はみなさんもご存じだと思います。
Wikiでは『日本に生息すると言い伝えられている未確認動物 (UMA)
のひとつ。鎚に似た形態の、胴が太いヘビと形容される。
北海道と南西諸島を除く日本全国で”目撃例”があるとされる。』

歴史的には、Wikiに「縄文時代の石器にツチノコに酷似する蛇型の石器がある」
という記述がありますが、これはかなり怪しいと思います。
石器で長いものを作ると折れやすいので、普通の蛇を表現して、
結果的ツチノコのような寸詰まりの形になった、というのが現実的な気がします。

江戸時代の本草学(広義の博物学)には、
ツチノコらしき生物が記載されているものがあり、
通常の蛇とは別種扱いになっています。ツチノコは、田辺聖子さんの小説や、
『釣りキチ三平』の矢口高雄さんのマンガ等で、
1970年代に一気に有名になりました。
現在でも、ツチノコによる町興しをしている地方公共団体があり、
岡山県赤磐市でしたか、捕獲した場合の賞金は、
現在では2000万を超える高額になっているはずです。

ツチノコの目撃談ではいろいろな特徴があげられていますが、
自分が注目したのは3つの点、
一つ目は「ジャンプする」です。2mから10m近いジャンプの目撃例もあります。
例えば、『2008年8月31日、千葉県白井市の田園地帯において、
水平に3メートルジャンプしたツチノコらしき生物の目撃情報が寄せられた。』

二つ目は「まばたきをする」という点。
三つ目は「チーなどと鳴き声をあげる」

では、アリスイを見てみましょう。
『動物界脊索動物門鳥綱キツツキ科アリスイ属に分類される鳥』で、
日本では各地で見られるようですが、渡り鳥で、
『日本では北海道、本州北部では夏季に繁殖のため飛来し(夏鳥)
 本州中部以西では冬季に越冬のため飛来(冬鳥)する。』
となっています。
自分は鳥についてはほとんど知識がないので、
ここからは間違ったことを書くかもしれません、とあらかじめ断っておきます。

この鳥は実に蛇によく似ています。特に後ろから見た場合ですね。
まず、羽毛の模様が蛇の鱗に見えますし、
擬態というのかどうかわかりませんが、
蛇に似た色や形に進化していったのではないでしょうか。
動作も、体をくねらせるように動かす様子は蛇そっくりと言われます。
また、周囲を警戒して頻繁に首をかしげたり、
後ろを振り向いたりするところから、不吉な鳥と言われることもあるようです。

この鳥の和名の由来は、
木の枝や地上でアリを吸うようにして食べるところからきています。
蛇に似ていることが、生存に何かと有利に作用するのではないかと思われます。
この鳥を、上記のツチノコの特徴と比較すると、
「飛ぶ」というところは合致しますね。
もちろん羽を広げて飛ぶわけですから、見間違いはないように思われますが、
藪の斜面や木の枝の間のような視界の悪いところならどうでしょうか。
瞬時に飛び離れるというような動作なら、誤認の可能性はある気がします。

「まばたき」という点はどうでしょう。
蛇と鳥類の目は似ていて、基本は瞬きはしないものと思われますが、
表皮のピンと張っている蛇に比べて、
羽毛に覆われた鳥は、瞬きに見える動作をすることがあります。
「鳴き声」これは鳥類は鳴きます。アリスイの鳴き声はyoutubeに
あがっていますので、興味ある方は検索してみてください。
普通の蛇は「しゅーっ」というような空気音しか出せません。

この説の弱点としては、大きさです。ツチノコは30cm~80cmくらいとされます。
それに対し、アリスイはスズメよりは大きいですが、
せいぜい20cm足らずです。ですから誤認の場合は、やはり後ろから見て、
遠近感がよくつかめなかったとき、などではないでしょうか。

最後にツチノコの図像と、アリスイの写真をあげておきます。
見比べてみてください。

井出道貞『信濃奇勝録』




まさにアリを吸う瞬間、クチバシを隠して見てみてください









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コメント
確かに似てますね。
こういう鳥がいることを初めて知りました。
後ろから見たら、完全にツチノコですね。
椿 | 2015.04.20 11:49 | 編集
コメントありがとうございます
自分が考えてるのはあくまで誤認の一例で
本物の可能性も含めて、これ以外にもあるとは思います
bigbossman | 2015.04.20 20:21 | 編集
おそらくシーサーペントと同じで、
目撃例ごとに別々正体があるのかもしれませんね。

それにしてもこの鳥は凄いです。イメージにぴったり。
樹上で目撃されたツチノコの正体がこいつだとすると、
果たしてあの体型のヘビが木に登れるのか??って疑問が解けそうです。
serpentsea | 2015.04.23 23:18 | 編集
コメントありがとうございます
そうですね、あくまでも誤認例の一つだと思います
ツチノコはいると信じたいですが
もしかしたら絶滅生物になってしまったかも・・・
bigbossman | 2015.04.24 22:57 | 編集
 おお、似てる似てる。良くこんなの見つけてきましたね。
 しかし自然界とは不思議なものです。蛇の芽にそっくりな模様を持つ蝶や芋虫が居たり、別の毒蛇そっくりな無毒蛇が居たり、親の模様に溶け込むアリクイが居たり。全く故意にやってるとしか思えませんなぁ。
miss.key | 2015.04.26 12:43 | 編集
コメントありがとうございます
自然界の擬態などを見れば
けっこうな頻度で突然変異が起きているんでしょうね
それもなかなか怖いと思います
bigbossman | 2015.04.26 21:08 | 編集
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