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リフレクション

2015.05.05 (Tue)
えー自分は占い師を職業にしておりまして、趣味はオカルトの研究です。
そういう点では、みなさんと同好の士であるわけでして・・・
え? レベルが違う? ・・・そうですか。
ええ、私の知り合いの編集者のNさん。この方は女性なんですが、
現在は4WD車の専門雑誌の編集部にいまして、すごい男勝りの方なんですよ。
いつもミリタリーファッションだし、自分でもジープ乗るし。
その方から相談を受けたんです。
えーNさんはワンルームのマンションに住んでるんですが、
入居して6年って言ってましたね。その間、特に何事もなかったんですが、
こないだ気分転換に部屋の模様替えをした。
ベッドやら本棚、デスクなんかの位置を変えたわけですね。

そしたらです、その晩から奇妙なことが起きるようになった。
その日は12時過ぎに寝たそうです。少しだけお酒は飲んでたとは言ってましたが、
酔っぱらうほどじゃあなかったとも。
部屋の電気は消して寝るそうですが、電子機器とか集合コンセントからの明かりで、
完全に真っ暗ではないそうです。そしたら夜中に目が覚めました。
体が動かない状態で、いわゆる金縛りになってたんですね。
初めての経験だったそうです。意識はわりとはっきりしてたって言ってました。
それでまず、どっか体の中で動くところがないかさぐってみた。
そしたら、指先が動きだし、次に瞼が開きました。
ところが、それ以上はどうしても自由にならない。
バカバカしいとは思いながらも、頭の中で般若心経の一部を唱えてもみたそうですよ。

上を向いて寝ていて、体が動かないわけだから、見えるのは天井だけです。
そしたら、その天井を何か光の点のようなものが横切った。
光ってるわけではないけど「ホタルかな」って最初は思ったそうです。
続いてもう一つ、また一つ・・・でね、見ているうちに、それが何だかわかったそうです。
目だったんです。人間の片目だけ、顔の他の部分はいっさい見えない。
それが頭の上1mくらいのところをスーッと流れていく。次から次とです。
「何でこんなものが」と急に怖くなったそうですよ。
その目は数えてる間だけで、40いくつあったそうです。
全部特徴が違ってて「同じ人の目ではないと思う」とも言ってました。
だいたい20分から30分くらい、その目を見てたってことですから、
1分に一個以上通過していくわけですね。

そのうちに意識がふーっと遠ざかって、気がついたら朝になっていた。
起きようとしたら体は普通に動いたってことでしたね。
でね、それが翌日の夜もあったそうなんです。ええ、全く同じような具合にです。
それで、自分の共同事務所のほうに相談に来られました。
「うーん、片目だけがいくつも通っていくという話は聞いたことがないですね。
 斬新です。仮名にしますからブログのネタにしてもいいですか?
 ああ、ありがとうございます。(これ自分です)
 ちょっとそのお話だけだとわからないっていうか、いろいろ質問してもいいですか。
 まずですね、自分が不思議だなーと思うのはその目の向きです。
 Nさんから見て、その片目は正面に見えたわけですよね。
 てことは、その目に顔があるとして、下向きにベッドのほうを向いてるんですよね。

 え、違う? どういうことですか?
 ・・・目は進行方向である正面を向いてるんだけど、
 下にいるNさんからも正面に見える? あ、それ、もしかして目っていうのは、
 あの鬼太郎の目玉おやじみたいな眼球なんですか、球形の。
 それも違う、上まぶたと下まぶたの間の目・・・
 いやこれは、お話は信じますけど、自分には何が起きてるかわかんないです。
 日頃オカルティストを気取ってるわりに無能だって?
 いや、すみませんね、そのかわりこれから時間ありますか。
 わりと近くにKKさんという霊能者さんがいらっしゃるんですよ。
 自分といっしょに行ってみませんか。自分と違ってプロですから、
 解決の糸口がつかめるかもしれません」

とまあ、こんな話をして、KKさんの事務所に一緒におじゃましました。
電車で2駅ほどのビルに事務所があるんです。
KKさんは女性で、たぶん50代かな。おどろおどろしい格好とかはしてません。
こう言っちゃ失礼ですけど、普通のおばさんに見えます。
ああ、御存じなんですか。そうでしょうねえ。KKさんはおられまして、
予約も何もなかったんですが、相談室に通されました。
Nさんが事情を説明しますと、KKさんは少し考えておられましたが、
「部屋の模様替えをしたっておっしゃいましたよね。
 もしかして大きなポスターみたいなのがありますか?人が写っている」
「はい、あります。わたしはミリタリーが好きなので、
 米陸軍のイメージポスターです」

「ああ、なるほどね。では、もしかしてあなたが見た中に、
 日本人じゃないと思われた目はありませんでしたか?」
「・・・ええ、ありました。そうですね、
 黒目がかなり茶色っぽいのが混じってたような」
「わかりかけてきましたよ。では、ベッドのある同じ部屋の中に鏡はありますか」
「・・・いえ、ないはずですが」 「よく考えてみて」
「あっ! あります。それ甥っ子が昔、修学旅行でディズニーに行ったとき、
 お土産に買ってきてくれたものなんです。縦15cm、幅は10cmもないかな。
 有名なキャラクターがついたものです。
 小さくて使ってはいないんで忘れてました」
「うん、だいたいわかったわよ。あなたがベッドに寝た姿勢で鏡は見える?」

「部屋の模様替えしたばかかりで、意識したことがなかったですが、
 位置的には見えるかもしれません」 「ポスターのほうは?」
「ポスターはベッドの頭の後ろの壁なので、仰向けでは見えません」
「ふんふん、それで、あなたが見た目の流れていく方向というのは、
 ポスターから鏡に向かってたんじゃないの?」
「あ、そう言われるとそうです!」
「うんうん、じゃあ解決は簡単ね。鏡を外すかポスターを外すかどっちか。
 軍隊のポスターというなら、そっちを外したほうがよさそうだけど」
ここで、自分が口をはさみました。
「どういうことが起きたんでしょうか?」
「うーんとね、まず目と目が向き合うのはよくないの。

 生きた人間でも、恋人同士でもないかぎり、
 ずっと見つめ合ってるって疲れるじゃない。写真のポスターとかも同じなのよ。
 絵だとまた違うみたいだけど。だから人の顔が大きく写ったポスターを、
 向き合わせに貼るのはよくないの。それから、ポスターが鏡に映っている場合もね」
「顔どうしでつながりができるってことですか」
「うん、目どうしと言ったほうが正確かな。
 その目と目の間に一種の霊道ができるらしいよ。
 それで、アメリカ軍のだったら、きっと外人さんの目だろうなって思ったの」
こんなお話をしていただきました。謝礼はKKさんが固辞されたので、
後でNさんが何か贈り物をするそうです。ポスターを外して、
それからおかしなことは起きてないと言ってました。

関連記事 『目館』

いうおうY 


 
 
 
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コメント
 冒頭でちょっと「あれ?」と思いましたが、そのまま読み進めていくと・・・これ語ってるの、ほぼ管理人さんご本人じゃないですか、やられたなあ。ルームの場所、知っておられるんですねw
 そういえば高校生くらいの頃まで、自室に「人間の顔」を飾れませんでした。ポスター、雑誌、玩具、全部です。視線恐怖症のケがあったのかも知れません。
| 2015.05.06 17:54 | 編集
コメントありがとうございます
この間、初めて訪問してみたんですが
ちょっと持って行った話が軽すぎたかもしれません
どうも敷居が高いようでした(汗)
bigbossman | 2015.05.06 22:53 | 編集
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