心霊写真の現状

2015.08.14 (Fri)
ということで、創作自粛期間もいちおう今日で最後で、
明日からはまた怖い話に戻ろうとは思っているんですが・・・
さて、デジカメ時代になって心霊写真は増えたでしょうか、減ったでしょうか。
これは実は両方の意見の人がいます。
で、自分としてはどっちの意見もよくわかるんですよね。

まず、減ったという人は、フィルムの巻き上げなどの機械的操作がなくなり、
撮影上の事故が減り、そのせいでいわゆる失敗写真が減ったと考えている人です。
確かに昔は、はっきりした2重撮影ではなくても、
おかしな光や赤い筋が入った写真が多く、
そういうのも一種の心霊写真として取り上げられることもあったんです。

テレビで騒がれた「アステカの祭壇」というのも、
まあよくある撮影ミスだと自分は思ってますが、ああいうやつです。
今のデジカメは手ぶれ補正、露出補正とかいろんな機能があり、
しかも現像の必要はないので現像時の失敗もなくなりました。
ですから、「おかしな写真」は減っているわけです。

逆に、増えたという人は「ありえない写真」のことを言っていると思います。
つまり絶対にそんな場所に人の顔が入るはずがないのに、
はっきり顔としか見えないものが写っている画像。
こういうものは増えたと思います。もう、何を言いたいかおわかりでしょう。
画像加工ソフトの登場ですね。ちなみに自分もフォトショを持ってて、
たまに時間があるときは画像の加工もやります。

ちなみに、写真術が登場したごく初期の頃から、心霊写真というのはありました。
これは写真というものの特性を考えてみれば当然で、
ありえない画像を作ることが技術的に可能であれば、
やりたいと思う人は多いでしょう。

でまあ、もし本物の心霊写真というのがあるとすれば、
これはデジカメ、フィルムにかかわらず写るのではないでしょうか。
これに特に根拠はありませんが、科学技術の違いによって、
霊が写ったり写らなかったりするというのも自分は変な感じがします。
冗談ですが、最初はVHSビデオで登場した『リング』の貞子も、
見事にデジタル化そしてブルーレイ化などに対応しているではないですかw

さて、前にも書きましたが心霊写真の一般論を少し。
デジカメであっても、フィルム撮影であっても、
どちらも物の光の反射を写しているのは違いありません。
では、心霊写真の霊は、光を反射して写っているのだから物質なのでしょうか。
ここはさまざまな議論があります。物質だという人もいますし、
霊は光を反射しているのではなく自発光しているという人も。
さらには霊が出しているのは可視光線ではない、という人まで。

また、霊は「念」によって自分の像を写し込んでいるという説もありますw
これは、その霊が撮影者に働きかけて「念写」させている、というのに近い考え方です。
ただし、霊が何らかの電波(可視光線も電波の波長のある領域)
を出しているとしたら、そこにはエネルギーが必要ですね。
撮影者に働きかけて念写させるとしても、これは情報の伝達ですから、
やはりエネルギーが必要であると思われます。
だとするとやはり、物理学にかかる物質的な現象なのだと考えざるをえないです。

さてさて、加工ではない心霊写真というのも昔からありました。
本当に「霊」とされるものが写っている場合です。実際に写っているので、
写真のプロがいくら調べても、そこにトリックの跡は見えません。
まあ、たまたま通りかかったオバサンが写っている場合もあれば、
意図的に幽霊の扮装をした人を紛れ込ませて写している場合もあります。

よく修学旅行スナップに見られる、手の数が一本多い写真や、
肩に謎の手がのっかっている写真なども、体の他の部分が写り込まないようにして、
隠れて撮っているものも多いと思われます。
これらはいくら分析しても、光のあたり具合も、
デジカメでいえば画素数などの諸条件も他の被写体と同じなので、
加工とする証拠はないのですね。

もしもです、ある人物らが集まって写した集合写真に、
霊の扮装をした人を混ぜておき、全員が口裏を合わせて、
「こんな人は絶対にこの場にはいなかった」と言ったらどうなるでしょう。
その写真に霊(というか、ありえない何か)が写っているという事実の、
世間様が信じるかどうかはさておき、証言自体は覆せなくなります。

それは、被写体になっている人物を一人ひとり呼んで、
嘘発見器(最近のものは進歩しているようです)にかけるとかすれば、
その写っているものがニセモノである、とわかるでしょうが、
心霊写真を作って広めただけでは「犯罪とはいえない」ので、
本人の承諾なしに嘘発見器にかけることは、人権無視となってしまいます。

ここで一つ、他の霊的なことにも通じるキーワードが出てきました。
「犯罪とはいえない」の部分です。現状では、
それで人を騙して金を儲けるとかでないかぎり、
(あとまあ他人の肖像権を侵したりしないかぎり・・・これは守られてないものも
多々見かけますが)面白半分に心霊写真を作ることは、
嘘であっても、とりあえずは犯罪の要件を構成しません。
ですから、世の心霊写真はなくなることはないでしょう。

逆に言えば、もし心霊写真を捏造することが犯罪(懲役20年とか)になったら、
(故意ではない失敗写真はしかたないですが)
少なくとも日本の心霊写真は激減するでしょうね。
その上でどれほどのものが残るのか? ということが問題です。

心霊に関することは、詐欺などの犯罪と紙一重の位置にあるものが多いのです。
かといって「魂とか天国とか成仏なんて嘘だから、お寺や教会、
神社は人を騙している。墓参りに行く必要はない。」
などと言ってしまうと、これはこれで世の顰蹙を買います。それは極論であり、
信教の自由は憲法で認められていて、
実際に世の中の役に立っている部分も大きいからです。

これらのことは、オカルトに関わるものとして自分もつねに自戒しています。
お釈迦様はたいへん大事なことを言われましたね。
極端を避け「中道を行く」ということです。
自分のオカルトに対するスタンスも、そうありたいと思っています。

本物のアステカの祭壇(怖いです)





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