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夢の効用

2015.10.14 (Wed)
* 今日も怖い話ではありません。
自分はこの手の文章を書く場合、3つの事項を取り混ぜて書くことが多いです。
前回の「ガイジュセク、オヤビン、黒い眸」もそうでした。
取り上げる内容が2つだと、これは単純であまり面白くないですし、
4つだと複雑になってしまうからです。
ごく短い時間でブログを書いている自分には、3つくらいがちょうどいい。

そこで今回の3題は、夢を中心テーマとして、
「エリアス・ハウ」「無意識」「ビートルズ」です。
エリアス・ハウと夢(無意識)には有名な話がありますが、
ビートルズはあまり関係がありそうにないですね。3題話では、
こういった場違いに思えるものを一つだけ混ぜておくのもテクニックではあります。

エリアス・ハウはアメリカ人で、ミシンの開発者として欧米では有名人なのですが、
日本ではご存じの方は少ないようです。
ただしこの当時、ミシンは多くの者の手によって争うように開発されており、
ハウはその中でも特に使い勝手のよい物を作ったということです。
エジソンの発明も、電球にしても蓄音機にしても、ほとんどがそんな感じですよね。
多くのライバルが同じものを研究していたという。伝記にはもちろん書かれませんが、
エジソンはそれらのライバルにイジワルをして蹴落とすこともあったようです。
さて、エリアス・ハウはミシンの発明・改良にあたり、
うまく針を返す方法をずっと考え続けていました。

そしてこんな夢を見たのです。
『夢のなかでハウは、ある国の王に、
ミシンを24時間以内にミシンを作らないと死刑だと言われ、
ミシン作りに必死に励むも、現実世界でも直面していた針の目の部分の問題に直面して、
それより先に進めないまま時間切れとなってしまいました。
そして死刑にされるために連行されているところ、
兵士の持っていた槍の先に穴が空いていることに気がつき、
それを見てミシンの針の穴の位置を針の先に付けるというアイデアが閃いたのです。
ハウは、もう少しだけ時間をくれるようにせがんでいるところで目が覚めました。』

目が覚めたのは午前4時でしたがハウは飛び起きて作業場へ走っていき、
9時には簡単なモデルが完成したいたと言われています。

これは無意識の働きによるものでしょう。
では無意識とは何か、この定義が難しい。「意識以外の脳活動」とすればよさそうですが、
そうすると「じゃあ、意識とは何なんだよ」と突っ込まれてしまいます w しかし、
これには異論もあるでしょうが、脳の中で「意識」というものが作られているとすれば、
意識以外の活動を担当している領域もまたあるわけです。
どうやら脳には、「これは意識にあげてやろう」
「これはマズいから意識に上らせないようにしよう」こんな感じで、
独自の判断をしているフシが見られるのです。

さて、ハウの場合、考え詰めたあげく、針に穴を開けて糸を通すというアイデアは、
無意識の中でたゆたっていたに違いありません。ですが、どういうわけか、
それが意識の表面に浮かび上がってこなかったんですね。
夢のなかでの意識は、睡眠中は常識や規範によるコントロールが弱まっているため、
現実の制約や日常的な配慮から解放されています。
そんな中で、もやもやした塊であったアイデアが一つにまとまった、
と見るのがよいような気がします。

ですからみなさんも、もし時間があれば、枕元にノートを用意して、
夢を見て目覚めた瞬間にそれを記録する、
ということをやってみれば、何かよいことがあるやもしれません。
それから、この場合、「夢のお告げ」「神からの啓示」
であるとする意見もあるのですが、それは自分はとりません。

次に、ビートルズの話に移ります。
彼らの1965年の2作目の映画『ヘルプ!4人はアイドル』(Help!)
のエンドクレジットには、
『This film is respectfully dedicated to the memory of
Mr. Elias Howe, who, in 1846, invented the sewing machine.』

(この映画を尊敬とともに、1868年ミシンを発明したE.ハウ氏に捧げる)

という文言が出てきて、どういう意味なのかわかりませんでした。
今もよくはわからないのですが、もしかしたら有名なミシン会社のシンガー(Singer)が
Singer(歌手)とかけられているのかもしれませんし、
映画の『リンゴーがはめている新しい指輪は、中近東の宗教カイリ党にとって大切なもので、
これをはめているものは即座に生け贄にされるという掟がある・・・』
というストーリー展開が、ハウの夢のエピソードにやや似ている部分がある、
ということなのかもしれません。

いくつか英文サイトを参照したところ、「一種の高度な?冗談であろう」
みたいな解説が多かったですが、もしかしたらもっと別の意味があるのかもです。
まあ、ここで見るように、エリアス・ハウが、
冗談の種にされるほど知られた人物であったのは間違いないようですね。

さてさて、最後に、ビートルズが夢をもとに作った曲といえば、
ポール・マッカートニーの「Yesterday」が有名です。
このメロディーを丸ごと夢の中で作曲し、目が覚めたあともしっかり覚えていたため、
すぐにピアノで再現し、家族や友人達に、
そのメロディを聞いたことがないか聞いて回ったそうです。
無意識のうちに誰かの曲を真似しているだけだと思ったのです。

詩は朝食中につけたようで、
Scrambled Eggs,oh my baby how I love your legs?"
(スクランブルエッグよ、オーベイビー、なんと私はお前の足を愛していることか)
というナンセンスな韻を踏んだ部分が入っており、
曲名も『Scrambled Eggs』としていたそうですが、
これは後に変えられました。変えてよかったと思います。
うん、なんとかうまくつながりましたね.。  関連記事 『夢の活用』

『Help! よりTicket To Ride』The Beatles






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コメント
毎晩夢を見て起きた後、すぐにベッドの横のノートに手を伸ばし、その内容を詳しく書くということをやっていた作家がいて、やがて精神を病んで発狂してしまったそうです。ほんとかうそかは知りませんが。

中島らも先生も、夢日記をつけようとしたことがあり、やってみたところ、朝起きたら枕もとの夢日記にひとこと「冷蔵庫」と書いてあり、いったい自分はどんな夢を見たんだ、と途方に暮れたそうであります。エッセイに書いてありました。

まあよほどの人ではないと難しいでしょうね。
ポール・ブリッツ | 2015.10.16 09:13 | 編集
コメントありがとうごさいます
明晰夢というのがありますけど
あれ、けっこう自分はできるんです
怖い夢を見ようと念じると見ることができます
コツがあるんですが、見る夢はちょっと話としては
通用しないものばかりで
bigbossman | 2015.10.16 23:33 | 編集
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