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幼虫

2013.08.06 (Tue)
先週の日曜日のことです。
近くの運動公園を夕方ランニングしていました。
ブランコやすべり台のある小さな遊び場の横を通ったのですが、
5時過ぎでしたので、子供連れのお母さんたちはほとんど帰ってしまっていました。
細いランニングロードを向こうから乳母車を押してくる女の人がいたので、
こんなところを通るなんて非常識だなと思いながら自分から脇へよけました。

女の人は20代後半くらいでやせて背が高く、ボサボサの髪をしていました。
乳母車は古く、赤ちゃんは帽子をかぶりタオルを頬のあたりまでかけていて、
暗くなってきたせいもあって顔が見えませんでした。
小さな両手が前に出ているのですが、
この暑いのに赤ちゃんは、ミトンというのでしょうか、
手製らしい毛糸の指のないてぶくろをはめていました。
その手がうねうねという感じに奇妙に動くのです。

僕が見ているのに気づくと女の人は立ち止まって、
赤ちゃんの手をタオルの中にしまおうとしましたが、
そのときに片方のてぶくろがずれて、
白いカブト虫の幼虫の頭のようなものがうねうねと動きました。
女の人は僕のほうをにらみつけると、
道をそれて木立のほうへと乳母車を押していきました。




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