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反則企画

2015.11.09 (Mon)
これをやるのは本当に時間がないときです。自分が前に書いた「神隠し」という話に、
某まとめサイトでついていたコメントから抜粋、なかなか興味深いものがありました。

神隠し
うちの昭和7年生まれのばあさんの、さらにばあさんが子どもの頃の事だから、
明治か江戸時代??かもしれない話。それがわが家に伝わってきたのを書いてみる。
そのばあさんが12歳ぐらいのときに神隠しにあった。
当時は里子に出されたり人買いに売られたりなんてこともあったそうだが、
そういう親が事情を知っていて、いなくなったのではなく本物の神隠し。

夕方、赤子の弟の子守をしながら裏をぶらついていたと思ったら、
いつのまにかいなくなって、赤ん坊だけがおんぶ紐といっしょに草の上で泣いていた。
集落の若い者大勢が出て探したが見つからない。そのうち夜になって、
街灯もない頃だから明日の夜明けからまた探そうということになった。
そうしたら当時のじいさん(俺から見れもはや遠い先祖)が、
女の子の神隠しは、神おろしの憑坐(よりまし)
にしようとしてさらっていった場合が多い。憑坐の手順には普段使ってる櫛が必要で、
さらっていった者か術をかけられた本人が取りにくることがある。
だから櫛を隠しておけば、目的が果たせなくなって子供が返されることもあると言って、
箱に入れて自分が寝ている納戸に持っていった。

それからじいさんは「本当はネズミがいいんだが時間がない」と言いながら、
大きなガマを捕まえてきて、鎌の先で腹を割き、
内臓を櫛にまんべんなく塗りつけた。同時にアワかなにかの実をぱらぱらふりかけた。
その晩、じいさんが櫛の箱を枕元に置いて寝ていると、なにかがやってきた気配がある。
じいさんは起きていたんだが、体が動かないし、叫ぼうとしても声も出ない。
そのときに笹みたいな匂いが強くしたそうだ。

何かかなり大きな妖物がきている圧迫感がある。
妖物は枕のすぐ上にある櫛箱に手をかけたようだが、
ビーンと弾く音がして、さらにパシッと叩きつけられたような固い音がする。
そして「けがれ・・・」という咳が言葉になったような声がして、気配が消えた。
しばらくじっとしていたら体が動くようになったんで、明かりをともしてみると、
櫛が箱から出て床に落ちており、櫛の歯がばらばらに折れていたそうだ。

で、ばあさんは、昼前に集落の氏神の森から歩いて出てくるところを見つかった。
本人にさらわれていた間の話を聞いてみても、まったく要領を得ない。
木の葉がゴーッと鳴って目の前が白くなり、立っていられなくなってうずくまると、
背中の赤子がまだしゃべれないはずなのに、
「か・し・こ・み」と一語ずつはっきりと声に出した。さっと太い腕でかつがれた感じがして、
そのあとは貝の裏側のように虹色にきらきら光る場所でずっと寝ていた。
まぶしくて目を覚ますと、鎮守の森の入り口のあたりにいたんで家に戻ろうとしたと言う。
まあこれだけなんだけど。

・へ~、神隠しから取り戻す方法か。
昔の人の、学は無くても知恵が有るの典型的話だな。
面白かった!

・上の人がサラリと悪意のないイヤミな言葉を発したのに感心した。
さぞかし教養に自信ある方なんでしょうね。

・大学出てなくても、とか現代的な自然科学の知識がなくても、
とかそういう意味だと思うのよ

・微積分やらなんかよりよっぽど役立つ知恵って事で

・感心してるのにイヤミて・・これは学が無いと言うか、
何というか。ちょっと気の毒なほど。

・おばあちゃんのおばあちゃんをさらったのは本当に神様なのかな?
「かしこみ」は祝詞とかに出てくるし、
穢れを嫌った?みたいな態度は、神様っぽい気がする。
氏神様がさらったのか、氏神様のところに帰されたのか、どっちだろう?

・知識は無くても知恵はあるくらいでいんじゃね?
うまく言ってれば嫌味も嫌味として言ってないことがわかるはずだもの。
現代の学校では生きる上での知識は学べんからねw
生物学、化学、英語(外国語学)、地理学くらいじゃないか、学で使えるのは。

・この場合、感心すべき点は、おじいさんに知恵がある云々より、
拝み屋でもない普通の人がこんな知恵を持ってるほど、
怪異が身近な存在だったとこじゃないか?

・「学は無くても」のモヤモヤ発生源推測
 *学問が無いと決めつけているところ。
 *仮に学が大学だの微積分だのを意味するならば、
  まるで昔の学問は学問に値しないかのようなところ。
 *仮に〇〇(現代の学問)より余程役に立っている、と意味するならば、
  〇〇を馬鹿にしているように受け取れるところ
 *そもそも学問の有無が関係ない話で無学を持ち出すところ。
 *感心していることは発言の客観的イヤミ性を打ち消す十分な要素ではないところ。
例「君は中卒だけど大学院を卒業した僕より知恵があるね!」
 「君は僕より収入が低いのに高価な物も持っているんだね!」
 「君がそんなに不細工な顔をしているのに友達がいるのは、凄く性格が良いことの証だよ!」

・無事帰ってきたから良かったけど・・
神なら子供誘拐しても許されるし罰を受けないとか理不尽すぎるw
神ってそんな偉いの?

・日本の神って自然みたいなものと考えるのがいいと思う。
恵をもたらすものでもあり、災いをもたらすものでもある。
災いとならないように対策したりお願いしたりはするけど、基本的に従わせることは出来ない。
理不尽な災いが起こるのは、許す許さないじゃなくて、仕方ない。
災害が起きたからと言って、自然を罰しないのと同じ。

・神おろしの憑坐(よりまし)にするって、具体的に何なの?
神様が自分をおろす為の体として女の子をさらうの?
おろして何すんの?
教えて教養のある人!

・寄り坐(ま)し、の意神霊がよりつく人間。
特に、祈祷師(きとうし)が神霊を乗り移らせたり、
託宣をのべさせたりするために伴う童子や婦女。
人形が使用されることもある。ものつき。ヤフー調べ。
簡単に言うと、巫女や巫などに近い物だと思います。

・なんかこういうキリスト教っぽい考え方の人って時々居るよね。
あるいは半端に親近感を覚えて人間と同一視するから、そういう解釈になってしまうのか。
台風や雷が人の命を奪っても、それに対して「自分が偉いと思ってるのか!」
とか言わないだろうに。

・自然災害とかは誰の意思とか関係なく起こるから仕方ないけど
こういう氏神様?とかが明確な意思を持ってやってるんなら納得いかんかな

・人と神では道理が異なるからなぁ。
例えば、村の安泰や繁栄を願って祀られている氏神が村を守るために必要なのが
(もしくは見返りとしての?)憑坐だとしたら、
氏神からすれば子供がさらわれて悲しむのは自分を祀る人間側の身勝手とも取れるんじゃね?
まぁそもそも氏神の仕業かどうか分からんが。

・もし人間の科学力がブレイクスルーして地震を中和する装置、
落雷する前に雷を消滅させる装置、竜巻や台風を無力化する装置など
自然災害を予防出来るようになった場合、「神殺し」扱いなるの?

・「神殺し」ではなく、「神越え」だと思う。
ただし、本当にその技術が神の力を凌駕しているかは大勢を見極めなくてはならない。
 例えば崖崩れや洪水は自然の中で当たり前の現象だけど人間の都合でそれを阻止した結果、
かえって洪水の被害が拡大したり海まで土砂が流れてこなくなって海岸線が波で侵食されたり
細かなしわ寄せがどこかで起きる。
地震や雷、台風や竜巻も必然で起きるものだから無理に止めるのはかえって危険と思う。
自然のサイクルを無理やり押し留めたくらいでは、それが神越えとは言い難い。

・日本の神は自然現象と同じ、だから人間にとっては理不尽でも仕方が無いこと、
ってのにすごく納得がいった。
自然災害と精神的にうまく付き合っていくためには理不尽だと
怒ってばかりじゃなくてある程度の諦めも必要だからなぁ。









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