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トンデモ日本史

2015.11.28 (Sat)
えー今日も怖い話ではありません。
オカルトには、トンデモ歴史と自分が呼んでいる分野がありまして、
超古代文明と陰謀論という既存のオカルト分野を混ぜあわせたようなものなのですが、
それだけで説明しきれるわけではありません。
日本史の分野だけでもかなりありますし、世界史を含めれば膨大な数になります。
まあ、今日は日本史にとどめておきますが、いつか世界史のほうもやってみたいです。

トンデモ歴史と一口に言ってもレベルがあります。
まず、絶対ありえないとしか考えられないもの。
そうですね、例えば「大和朝廷はモーゼの失われた十支族が作った(日ユ同祖論)」とか、
これは考えられないでしょう。信憑性0%としたいところですが、
オカルトブログですので、2~3%とかにしておきましょうか。
ただしこういうのは調べていく過程で「なぜ伊勢神宮にはダビデの星紋があるのか」など、
本筋とは関係のない面白い話を見つけてしまう場合もあります。
・・・いざ書いてみようとリストアップしたら、かなりの数のトンデモがありますね。
全部はとうてい無理なので、人物関係にしぼることにします。

「源義経=ジンギスカン説」なども、さすがにないでしょう。
高木彬光氏の『成吉思汗の秘密』は、自分はあまり感心しませんでしたが、
最後のエピソードは興味深かったです。
「成吉思汗」を「なすよしもがな」と読み、白拍子の静御前が作ったとされる、
「しづやしづ しづのをだまき くり返し 昔を今に なすよしもがな」
の歌との関連性を論じているところですね。
これは偶然なのだと思いますが、読んだときにはロマンを感じました。

これらと比較すれば、「松尾芭蕉=忍者説」などは、けっこう信憑性が高いです。
50%近くはあるんじゃないかと自分は見ています。
出自を考えれば伊賀の下級武士出身ですから、
少なくとも忍者の子孫であったとは言えるんじゃないでしょうか。
ただしこれも、「幕府の隠密であった」というのをつけ加えると、
信憑性は20%くらいにまで下がるんじゃないかな。
さらに「奥の細道は東北諸藩の事情を伝えるために暗号で書かれている」とまでいくと、
「源義経=ジンギスカン説」とそう変わりはないような気がします。

あと、有名なところとしては「天海僧正=明智光秀説」なんかですか。
こういうのを「同一人物説」と言います。
南光坊天海は家康の側近として、初期江戸幕府のさまざまな政策にかかわっており、
風水によって江戸の守りも築いたと言われていますね。
「日光東照宮 徳川埋蔵金 かごめ唄」などで検索すれば、
じつに興味深い話が出てきます。
うーん、自分的には信憑度10%ほどとしておきましょう。

この「◯◯はじつは☓☓であった」説というのは、
☓☓が、死なせるには惜しい歴史上好感を持たれる人物の場合が多いんですね。
悲劇的な最期と考えられていたのが、じつは生き延びていてさらに活躍した、
というような時代の願望が根底にあるのでしょう。
ここまであげた他にも「天草四郎=秀頼の子孫説」などもあります。
これから派生したのが「生存説」です。これは、
本能寺の変の後も信長は生きていた、西南戦争後も西郷隆盛は・・・といったものです。
しかし信長の場合なら、もし生きていたら必ず本名で再起するでしょう。

「替え玉説」というのはまた別種のものですね。
有名な史上の人物が、じつは替え玉であり、
名も無き影武者などの別人であるとする説で、
これもまた世の願望が説の形成に影響を与えているのかもしれません。
「徳川家康=世良田二郎三郎説」なんかがそうです。
世良田二郎三郎は当時の賤民であった願人とされ、
このような身分の貴賤が入れ替わったように思える説は、
出した人の意図に注意する必要があります。
もちろん、入れ替わりがあったとされる信頼すべき根拠は存在しません。
あと「明治天皇=大室寅之祐説」とか。
これも信頼度は低いですね。3%もないでしょう。
かなり真面目に研究された「孝明天皇暗殺説」などとはちょっと違いますね。

最後に「正体説」というのをつけ加えておきましょう。
これは「同一人物説」とやや似ていますが、同一人物説の場合は、
ある有名人物が死後に別の有名人物に成り代わったとするものであるのに対し、
正体説は、一時期だけ活躍した詳細不明の人物が、
じつは何らかの理由で正体を隠していた、当時のもっと別の有名人であったとするものです。
日本では「東洲斎写楽」についての論が多いです。正体については、
初代歌川豊国、葛飾北斎、喜多川歌麿、司馬江漢、蔦屋重三郎、山東京伝・・・
等々、十指にあまる人物が提起されています。

写楽は浮世絵としては特異な画風ですし、世に出たのも一定期間だけであり、
詳細の伝わらない謎の人物ではあるので、
こういう話が出てもおかしくはないのですが、どれも決定打がありません。
むしろ現在では「阿州侯の能役者、斎藤十郎兵衛説」が有力とみなされてきています。
ただしこれは実在も疑われていた無名の人物ですので、
謎解きの興味を考えればつまらないのでしょうね。
「正体説」では、世界史でもウイリアム・シェークスピアに関するものが有名です。
これも作品以外の資料が少ない人物ですので、
哲学者フランシス・ベーコンなどが正体として挙げられています。

はじゃっっこう



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コメント
 生存説ですか・・・新撰組の原田左之助(上野で討ち死にしたはず)が大陸に渡って馬賊に、というのが好きですね。ここまで時代が下ると、本当だったとしてもあまり感動はありませんがw
| 2015.12.06 22:10 | 編集
コメントありがとうございます
まあ幕末の頃でも、ある特定人物に着いて調べると
わからないことが多いんですよね
新選組だと谷三十郎とかもけっこう謎があります
bigbossman | 2015.12.07 07:05 | 編集
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