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AIの恐怖

2015.12.18 (Fri)
『2015年5月にロンドンで開催された「Zeitgeist 2015」のカンファレンスで、
スティーヴン・ホーキング博士が、人工知能が大きく向上し
コントロールできなくならないために人類がすべきことを語りました。
ホーキング博士は2014年にBBC Newsのインタビューに対しても、
「人工知能の進化は人類の終焉を意味する」と発言しており、
人工知能開発に対して警鐘を鳴らしています。』

今夜はお題はこれでいきます。

最近のホーキング博士のこの手の活動は活発ですよね。
「神はいない、天国も来世もない」発言もありましたし、
「地球は宇宙人に侵略される」というのもありました。
少し前までは、「地球は宇宙人とコンタクトを取るべきではない」
が持論だったと思うのですが、最近「ブレークスルー・リッスン(Breakthrough Listen)」
という、過去最大規模の宇宙人探知計画を発表しています。
これはこちらから電波等を発信するアクティブSETIではなく、
相手が出した電波をキャッチして解析するパッシブSETIだからいいということなのでしょうか。
まあ何にしても、末長くご活躍願いたいとは思います。

さて、人工知能の人類に対する反乱というのは数多くのSF小説、
映画のテーマになっています。映画で言えば、
古くは『2001年宇宙の旅』ですが、あの場合は、
宇宙船内のコンピュータ1基だけの反乱で、危険がおよぶ範囲もあの宇宙船だけでしたが、
最近の映画では、これにネットワークという概念がつけ加えられるるようになりました。

『ターミネーター』が有名ですが、他にも『マトリックス』のシリーズ、
アイザック・アシモフ原作の『アイ,ロボット』なんかもそうですし、
まだまだたくさんあります。インターネットがこれほど発達したわけですから、
この発想は当然と言えるでしょう。
いくらAI(人工知能)が人間を超える知力、思考力を持ったとしても、
それを行使するための手足にあたるものがなければ、基本的には無力ですよね。

ところがほとんどの映画では、マザーコンピュータは、
ありとあらゆる電子機器を自分の配下に置くことができる能力を持っています。
つまり世界中のデータを手にできるわけですし、不正アクセスによって、
核攻撃ボタンを押すこともできます。
発電所も制御下に置いているので、エネルギー不足に陥ることもないのです。

最近は自動車の自動運転技術の開発競争が活発化しており、日本でも、
2020年の東京オリンピックまでに一定の成果を上げることを目的とし、
官民協力して研究が進められています。
もしこういう自動運転車がマザーコンピュータに支配されてしまえば、
車に乗っている人すべてが人質になってしまうということもありえるでしょう。
あ、これは何か近未来SF小説が書けそうな発想ですね。
こういう設定であれば無敵なのは間違いありません。

AIの研究を続けていけば、いつかは人間の知力を超えるだろうと自分は思っていますが、
そのAIの手足になる力を持たせない、ということが重要かもしれません。
しかしこれもなかなか難しいでしょうね。
AIの開発で、ネット上の膨大なデータを利用しない手はありませんし、
コンピュータを数多くつなげばつなぐほどその力は高まるのです。
現在世界にあるスーパーコンピュータを連結して上手く調整すれば、
相当なことができるでしょう。この研究の方向性にストップをかけるのは難しい。

それから、映画の中の悪役コンピュータはたいがい自己修復機能を持っています。
どっかが壊れたり、不具合があれば自分でそれを直してしまうわけです。
これは人間でいえば「死なない」ということに相当します。
人間の独裁者であれば、いつかは老いて死んでしまうわけですが、
AIは地球自体が消滅でもしないかぎり永遠の存在になる。
ですから、手足を与えないということとともに、
自己修復機能を与えないということも、
暴走を防ぐための一つの鍵になるかもしれません。

あと、映画では1段階がすっ飛ばされて描かれている場合が多いのです。
どういうことかというと、AIが世界を支配するという未来の前に、
必ず、人間がAIを悪用するという段階があるはずです。
AIに自我を持たせるには長い時間が必要と思われますが、
強大な力を持ったシステムを悪用しようとする人間はすぐにも出てくるでしょう。

ですから、現時点で注意しなくてはならないのはむしろこちらの方向でしょう。
AIを使用した犯罪、セキュリティ破り、データの改竄、コンピュータウイルスの作成、
などのことはすでに始まっています。
AIが人間にとって害となるよりも、人間がAIを利用して犯罪を実行する。
これに対処していく中で、AIとのつき合い方も見えてくるような気がします。

最後に、「ロボット工作機械によって人間の単純労働者が淘汰されたように、
AIの発達で頭脳労働も人間から奪われてしまう」こういう意見があります。
英・オックスフォード大学が2013年に発表した論文では、
米国の702の職業別に機械化される確率を示し、
「今後10~20年で47%の仕事が機械に取って代わられる高いリスクがある」
と結論しています。未来には、大量失業者の発生、格差の超拡大によって、
経済政策、産業政策、社会保障・福祉政策、教育政策など、すべての政策について、
従来の常識が通用しない社会が出現する懸念があるのだそうです。

これはどうでしょう、人間はAIに雇用の機会を奪われてしまうのでしょうか?
それとも機械に労働をさせて、人間は遊んで暮らせる夢のような未来が来るのか?
自分としてはあまり得意な分野ではないので深入りは避けますが、
これは、AI自体よりも人間社会の経済システム上の問題なので、
克服できる方法があるように思えますね。






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