スポンサーサイト

--.--.-- (--)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

聞いた話 3題 男性編

2015.12.23 (Wed)
今夜も自分(bigbossman)の占星術のお客さんから聞いた話です。
昨夜は女性の方だけでしたので、今回は男性のお話ということにします。
これ、このブログをはじめる前には、
あまり話が集まってくるということはなかったんですが、
自分が怪談を書いていることが知られるようになって、自然に収集が増えてきました。
しかもけっこう強烈な体験が多いんですね。ブログに載せる了解はもらっています。
創作であればともかく、もし本物の実話なら障りがないかという心配はあります。
みなさんもどうぞお気をつけて。

中学校の教員をしているMさんの話

これは前に某掲示板に書いた話です。Mさんは30代の中学校の教員で、
冗談でこんなことを言うような人ではないと思っています。
新年度が始まる2月の第三土曜日のこと、
Mさんはその日、部活動の指導があって学校に出ていました。
その後、午後から職員室で教材作りをして、そのときはもう2人、
男の同僚の先生が来てたそうです。そしたら急に職員室のドアがガラガラと開いて、
3月までその学校にいて転任した先生が「どうもー」と言いながら入ってきました。
でも、その先生は春休み中に自分の子供を連れて山スキーに行って立木に頭をぶつけ、
おそらくその影響で、一時間ほど後に尾根から転落して亡くなっていたんだそうです。
葬式は内輪でやってMさんは呼ばれなかったので、家にお線香をあげに行っています。
Mさんも「どうも」と言い返したら、その先生は、

「山滑りに行くのはいいよな。また行きたいな」と言い、
職員室の後ろに置いてある来客用のソファに背中から滑りこむような格好をして、
反対側から立ち上がり、「じゃ」と言って出て行ったんだそうです。
そのとき職員室にいたMさんら3人はしばらく沈黙し、
ややあってMさんが、「今の死んだ人だよな」って言いました。
「あーそうだよな」「すごいはっきりしてたな。生きてるときと変わらなかった」
こんな会話になったそうです。ここでMさんが思ったのは、
急だったせいもあってか、まったく怖く感じなかったこと。
これは明るい日中で、他にも人がいたこともあるかもしれないと言ってました。
ただ、「この人死んでるのになあ」という違和感は強く感じたそうです。
もう一つは、その先生はつねに謹厳な勤務態度だったので、

休日であっても、ソファに滑りこむなんてことは生前は絶対にしなかったこと。
それが子供みたいな行動をしたのも変に感じたということでした。
とにかくこのことがあって、その場にいた3人とも幽霊を信じるようになったそうです。
これなんか、たしかに特に怖いということが起きたわけではないものの、
やはり違和感のある話です。幽霊になれば肉体がない分、
生前とは言動が変化してしまうのでしょうか。
そのあたりのこともよくわかりません。

出版社勤務のHさんの話

自分は仕事柄あちこちの出版社というか、その下の雑誌編集部と関係があって、
忘年会にも呼ばれたりします。光栄なことなのですが、
あまり重なると内臓に負担がきますね。まあ自分が飲まなければいいだけの話なんですが、
なかなかそうもいかずww ですからこの時期、ブログの更新がけっこうたいへんです。
とにかく少しでも空いた時間を使って、超短時間で書いているんです。
さて、Hさんも30代で、かなり無理のきく年頃です。
ずっと校了作業があって会社に泊まり込み、一段落ついてやっと家に帰れるという日、
とはいっても、その日も終電ひとつ前の電車だったそうです。
Hさんの家は郊外にあり、その時間には空いている路線でした。
乗り込んだときはその車両には数人程度。ただしドアを入ってすぐ強烈な違和感を感じました。
向かい側の座席の右側のほうに、女性の等身大マネキン人形が座っていたんです。

ちょっとびっくりはしましたが、ひと目で人形とわかるものでした。
座っている形になってるのは、関節部分が可動するタイプだったのでしょう。
ただ・・・着ている服が真冬なのに浴衣だったそうです。
まあ、人形ですから寒さは感じないでしょうけど。
マネキンの横に、一人分くらい離れて作業着の中年男が座っていたので、
何かの事情でその人が電車で運搬しているのだろうと思いました。
反対側の座席の隅に座り、いつもなら少しうとうとするところでしたが、
中年男の様子が気になって寝られませんでした。
というのは、マネキンの座ってるほうをチラチラと見ながら、
ジャンバーにあごをうずめるようにして、クスクス笑っていたからです。
笑い声は聞こえるくらい高かったそうです。それで警戒したんですね。

2駅ほど過ぎると、作業着の男がHさんのほうをまっすぐ見て、
「ちょっとあんたあ」と声をかけてきました。
電車の中ですので無視しようかとも思ったそうですが、あきらかにHさんの顔を見ているので、
しかたなく「何です?」と小声で答えました。そしたら男は、
「あんたのことなあ、この人形が気に入ったってよ」こう続けたので、
酔ってるのだろうと思いました。「ああそれはどうも」と当たり障りない答えをし、
もっと話しかけて来るようなら、次の駅で降りて終電に乗り換えようと思ったんです。
男はそれ以上話しかけてはきませんでしたが、クスクス笑いと独り言が一層ひどくなったので、
駅についたときに席を立ちました。そしたら男は、
「なんだあんたここで降りるんかあ」と言い、マネキンの腕をつかんで立ち上がり、
軽々と引きずってHさんのところまで持ってきました。

そして、「こいつ、頭のなかに虫を飼ってるんだぜ」と言い、
斜めに引きずったマネキンのカツラを片手ではぎとったそうです。
そしたらマネキンの頭部がなく、中が空洞になってるようでした。
「ほら」男はマネキンをさらにかしげて、内部をHさんに見えるようにしたんですが、
中には白い発泡スチロールの緩衝材の細ヒモがたくさん入っていて、
その上に点々とゴキブリのような虫がいるのがわかったそうです。
ただし、思い返してみると、ゴキブリではなくコオロギのようだったと言ってましたね。
大型魚や爬虫類などの餌として年中コオロギは売っているようですから、
その類だろうと考えたそうですが、その瞬間は気味が悪くて思わず後ろに下がってしまいました。
男は「なんだよ、この子、気に入らないのか」と不満そうな様子で、
Hさんは次の駅で電車を降りたんです。以降、その男とは会っていないそうです。

宅配員をしているKさんの話。

Kさんは自分の占星術のお客さんではなく、よく行く居酒屋の飲み仲間です。
年齢は20代の後半。あるアパートに生鮮食品らしい小包を届けたときのことです。
チャイムを押して、荷を渡してサインをもらうわけですが、
「開いているから入って」とインターホンで言われました。
で、開けてみるとこれが典型的なゴミ屋敷で、ゴミ袋に入ったまま出していないものが、
部屋中にあるのがわかりました。生ゴミの臭いもひどかったそうです。
「あの、荷物をお届けにきたのでサインもらえますか」と言うと、
しきり戸を開けたままでコタツに入っていたジャージの中年男性が、
「俺ね、足悪いからここまで伝票持ってきて」と言いました。それでしかたなく、
「じゃあ失礼します」と、小包と伝票を持って入っていきました。
そのアパートはキッチンと和室の2部屋でしたが、男性はキッチンにコタツをかけていて、

隣の和室へのふすまが開け放たれていたそうです。
それで和室の奥の正面に大きな仏壇があり、その部屋もゴミ袋だらけでしたが、
仏壇へと通じる通路?ができていて、幅50cmほどの部分にはゴミは置かれていませんでした。
そして仏壇右手のゴミの中に、着物を来て青白い顔をした老婆が立っていたんです。
老婆はKさんのほうは一瞥することもなく、ずっと中年男性をにらんでいたそうです。
コタツの上に小包を置くと、男性は愛想よく伝票にサインし、老婆のほうをボールペンで指して、
「あれね、うちの母親、もう死んでるんだよ。だけどね、俺が信心しないもんだから、
 ああやって出てきてにらんでくるんだよ。たまらんだろう」こう言いました。
信心と言われて、もう一度仏壇のほうを見ると、新興宗教にありそうな特殊な形でした。
とにかく伝票をつかんでKさんは逃げ出したのですが、
いまだにその老婆が生きた人なのか、それとも幽霊なのかわからないということでしたね。

あかいあかおおおあき





関連記事
スポンサーサイト

トラックバックURL
http://scoby.blog.fc2.com/tb.php/996-b505b79a
トラックバック
コメント
管理者にだけ表示を許可する